...斯道の要人鳩首秘かに研究調査中なり...
李箱 「出版法」
...薩摩(さつま)蝋(らふそく)てら/\と光(ひか)る色摺(いろずり)表紙(べうし)に誤魔化(ごまくわ)して手拭紙(てふきがみ)にもならぬ厄介者(やくかいもの)を売附(うりつ)けるが斯道(しだう)の極意(ごくい)...
三文字屋金平 「為文学者経」
...九華は斯道では大分苦労をしてゐるので...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...何かと斯道(しどう)のために尽くしたいものであると思いおる次第であります...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...斯道を稼業となし得るように...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...代助は多少斯道(このみち)に好悪(こうお)を有(も)てる様になつてゐた...
夏目漱石 「それから」
...けれども彼(かれ)は斯道(このみち)にかけては全(まつた)くの門外漢(もんぐわいかん)であつた...
夏目漱石 「門」
...歿後も斯道(しどう)において永く記憶され...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...斯道(これ)にと答へんつま琴の優しき音色に一身を投げ入れて...
樋口一葉 「琴の音」
...斯道(これ)にと答へんつま琴の優しき音色に一身を投げ入れて...
樋口一葉 「琴の音」
...忽ち憤怒して暴れ込んで来る丑松宗俊初対面の一席とは今日神田伯龍が斯道唯一の好演技を示してゐる...
正岡容 「下谷練塀小路」
...大いに元気を出して斯道に精進するつもりでいる...
宮城道雄 「五十年をかえりみて」
...わしは斯道の大家だとね...
三好十郎 「肌の匂い」
...謝礼の多寡(たか)を問わず献身的に斯道の宣揚のために精進した...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...吾々が親しく翁より相伝した斯道の純志であり真面目である...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...斯道五流の大家と雖も倒退三千里で...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...ひとり、斯道の古老、永井龍男は、近ごろ四本柱によりかゝつてゐるかたち...
吉川英治 「折々の記」
...斯道(しどう)の名人達人は...
吉川英治 「剣の四君子」
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