...高夏秀夫斯波弘(しばひろし)様その二十六日の午(ひる)頃...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...その間に斯波(しば)君とも十分話し合ってみるこッたな」「要の考は高夏さんから聞かして下さる方がいいわ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...そう云われた方が安心なんだけれど」「斯波君にはそれを話したんですか」「話さないわ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...斯波(しば)君モ我ガ儘(まま)ダガアナタモ我ガ儘ダ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...オ手紙ノコトハ勿論斯波君ニハ云イマセンカラ安心シテイラッシャイ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...斯波君ニシタッテ今マデ苦労ガナサ過ギタンダカラ...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...それは斯波(しば)という男の声であった...
堀辰雄 「聖家族」
...そういう奴のことを英語で Wall Flower というんだそうだけれど……斯波の人生における立場なんか全くそれですね」――そんなことをいつか扁理が言っていたのを思い出しながら...
堀辰雄 「聖家族」
...が、すぐ、斯波は、例のこわれたギタアのような声で、彼女に向って言いだした...
堀辰雄 「聖家族」
...が、すぐ、斯波は、例のこはれたギタアのやうな聲で、彼女に向つて言ひだした...
堀辰雄 「聖家族」
...足利家の管領斯波(しば)氏のわかれ最上一族の勢力圏(けん)内であった...
吉川英治 「剣の四君子」
...その晩、高氏が親しく面接した者には、吉良今川仁木(にっき)一色などの当主から、斯波(しば)、高(こう)、石堂、畠山、高力(こうりき)、関口、木田、入野、西条など十数家の同族におよび、やがて宴となり、宴も終ると、「こんな盛観は、分流の家々にとっても、初めてのことだ...
吉川英治 「私本太平記」
...宿場端れに馬立ちしていた斯波高経(しばたかつね)の隊へ来て...
吉川英治 「私本太平記」
...這奴(しゃつ)は一族の斯波(しば)家長なるものを...
吉川英治 「私本太平記」
...その迂回路へ向った斯波(しば)高経の山手軍は...
吉川英治 「私本太平記」
...斯波(しば)高経らも北国の兵をあげて応じ...
吉川英治 「私本太平記」
...守護職(しゅごしょく)の斯波家(しばけ)が住んでいた時以来――何十年という間...
吉川英治 「新書太閤記」
...管領の斯波義将(しばよしまさ)の竹馬抄(ちくばしょう)だの...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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