...断腸亭(だんちやうてう)や...
芥川龍之介 「解嘲」
...まづ観潮楼偶記(くわんてうろうぐうき)を読み或は断腸亭雑(だんちやうていざつかう)を読み...
芥川龍之介 「野人生計事」
...既に拙著断腸亭襍稾(だんちょうていざっこう)の中に述べ尽されてある...
永井荷風 「写況雑記」
...此断腸亭日記は初大正六年九月十六日より翌七年の春ころまで折鉛筆もて手帳にかき捨て置きしものなりしがやがて二三月のころより改めて日日欠くことなく筆とらむと思定めし時前年の記を第一巻となしこの罫帋本に写直せしなり以後年と共に巻の数もかさなりて今茲昭和八年の春には十七巻となりぬかぞへ見る日記の巻や古火桶五十有五歳 荷風老人書...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...わが断腸亭奴僕(ぬぼく)次第に去り園丁来る事また稀なれば...
永井荷風 「夕立」
...現在のでは永井荷風氏の“断腸亭日乗”など文明批評や風俗史料としても多大な文化価値をふくんでいる...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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