...こちらでお断わりするほかはない...
有島武郎 「ドモ又の死」
...出来得る限りお断わりし続けて来ました...
上村松園 「画室談義」
...一応も二応もお断わり申し上げたのであったが...
上村松園 「画道と女性」
...象牙に経験がないから謙遜(けんそん)してのお断わりかと思いますが...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...弟子を断わり切れぬので両三人また弟子を置くようになりました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...はっきり断わりもしなかったが...
徳田秋声 「縮図」
...「金を出してくれる確かな人なら泊めるのを断わりはしない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...まあここのところはいったん断わりたいと思うんだね...
夏目漱石 「虞美人草」
...「あなたの云う事はもっともですが、僕は増給がいやになったんですから、まあ断わります...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...肝心な墓の主に断わりもなく――尤(もっと)も断わろうにも百万億土にゆかなければならないが――墓主が代ったことである...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...あらかじめお断わりして置きますけど...
久生十蘭 「キャラコさん」
...もうどうにも断わるに断わりきれなくなってしまった...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...※しお断わりしておかねばならないのは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...お招きをお断わりして居りますので...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...増さんはきっぱりと断わり...
山本周五郎 「青べか物語」
...平五はあとで来ると断わり...
山本周五郎 「末っ子」
...与五兵衛は周防に断わりを云い...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...遠慮なくやめろと仰しゃって下さいまし」と一玄は断わりを云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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