...前もってちょっとお断わりしておかねばならぬ事は...
高神覚昇 「般若心経講義」
...断わりました」へい...
高見順 「如何なる星の下に」
...気の向かない時は勝手に断わり...
徳田秋声 「縮図」
...「なんだって貴様は断わりもなしにひとの部屋へ入って来て...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...お断わり申すことはできないので困っておりまする……」「そんならぜひもない...
中里介山 「大菩薩峠」
...お断わりを申し上げずにお庭を汚(けが)して拙(つたな)い琵琶を掻き鳴らしましたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを断わり得る理由がありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...まあここのところはいったん断わりたいと思うんだね...
夏目漱石 「虞美人草」
...「あなたの云う事はもっともですが、僕は増給がいやになったんですから、まあ断わります...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...八(や)つ口(くち)の綻(ほころ)びから秋風(あきかぜ)が断わりなしに膚(はだ)を撫(な)でてはっくしょ風邪(かぜ)を引いたと云う頃熾(さかん)に尾を掉(ふ)り立ててなく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...頑として平次の望みを断わり続けるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...断わり切れなかったんだから本当に何んて馬鹿だろう」お梅は千代之助の胸に顔を埋めて...
野村胡堂 「百唇の譜」
...すなわち弁護の依頼をほとんどすべてお断わりせねばなりませんでしたし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...断わり続けてきたのに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それはこちらからお断わり致しましょう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「あなたが断わりもなしにはいっていらっしゃるので...
山本周五郎 「薊」
...長いこと縁談を断わり続けて来たので...
山本周五郎 「日本婦道記」
...遠慮なくやめろと仰しゃって下さいまし」と一玄は断わりを云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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