...いつか素気なく先方の頼みを断れない気もちにも落ちこんでいた...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...何故断れないのだね...
伊藤野枝 「ある女の裁判」
...断って断れないことはなかったものを又譲歩した...
谷崎潤一郎 「細雪」
...あなたが断れないってことをわかってたの...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...直様(すぐさま)煮かけては置いたけれど中途(なかたび)お客は断れない...
樋口一葉 「たけくらべ」
...断れないことはキミも分かってるだろ」「ですが...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...」それはもう断れない身丈もきめて作られた衣裳だった...
室生犀星 「津の国人」
...どうしても断れないように書いてあった...
吉川英治 「三国志」
...断(き)るに断れない間がらである...
吉川英治 「新書太閤記」
...断れない性分というよりは...
吉川英治 「随筆 新平家」
...(断(き)っても断れない二人)なる事を...
吉川英治 「源頼朝」
...断(き)っても断れない関係のものである...
吉川英治 「無宿人国記」
...どうしても断れないで...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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