...また最も斬新な流行物の集れる大中心へ行き...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...われわれは粥(かゆ)をすすりながら多くの斬新な人生理論をでっちあげたが...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...斬新ならんとして怪奇なるものは唯(ただ)笑ってこれを棄(す)てる...
高浜虚子 「俳句への道」
...強烈なもの、斬新なもの、身も心も蕩けてしまうようなもの、熱愛する恋人を弄り殺して剖き取った肉のようなものを貪ぼった――実人生を芸術化しようとして悶え苦しんだ、悶え苦しんで何を得た? あゝたゞアルコール中毒!△自己批評は三人の私生児を生んだ...
種田山頭火 「雑信(二)」
...また目のさめるような斬新なる意図をもつにしてもやはり同様に商品としての価値にしかすぎなくなる...
中井正一 「「壇」の解体」
...斬新な生活の方法を考えだして実行するという...
久生十蘭 「あなたも私も」
...日本人の心に国家という斬新な感情を目ざめさせた...
久生十蘭 「新西遊記」
...先占という斬新な喜びが感じられたが...
久生十蘭 「南極記」
...なぜかひどく斬新な感じがした...
久生十蘭 「肌色の月」
...いつも特異な斬新なものを...
牧野信一 「〔無題〕」
...糊貼りの婚礼衣裳が大雨に濡れて剥がれる発端も斬新なら...
正岡容 「我が圓朝研究」
...あるいは今日にありて斬新なりとてもてはやさるる詩文小説も...
正岡子規 「俳諧大要」
...趣向はなるべく斬新なるを要すれども...
正岡子規 「俳諧大要」
...故に斬新なる句を見る人は熟吟熟考して後に褒貶(ほうへん)すべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...今まで一度も見たこともない斬新なカードが出来たと,我ながら得意になっていましたところが先生はいきなり“クリスマスの色は赤と緑です...
間所紗織 「“青い顔”」
...殊に最後の二つは人通りばかりを相手にした極めて真剣斬新な広告法である...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...墨色といひ大和絵の浜松図などの形式をぜんぜん無視した斬新なできばえで...
吉野秀雄 「長谷川等伯の「松林図屏風」」
...『脳波操縦』という斬新な方法を採ったことですよ」森源は...
蘭郁二郎 「脳波操縦士」
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