...その斬り捨ての任に当り兼ねない勢いである...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...斬り捨ててもよい...
直木三十五 「南国太平記」
...油断がならぬ」「お斬り捨てなさい」こともなげに隣室(となり)から走る一語...
中里介山 「大菩薩峠」
...一刀の下に斬り捨てんと振りかざせば...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして斬り捨てて巧みに姿を隠すことのできようものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...ついに物の見事に馬上の者を斬り捨てたけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...都合によってはじぶんでじぶんの片手片脚を斬り捨て...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...此那に落ちぶれても元は斬り捨て御免の御武家さんじゃったんだから...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...○=四ツ角主膳初め二十名を斬り捨てたなりひらと...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...その場で斬り捨てない代りに...
吉川英治 「剣難女難」
...これを以て斬り捨ててさしつかえない」と...
吉川英治 「三国志」
...名ある大将を斬り捨てることその数も知れず...
吉川英治 「三国志」
...隙あらば返り討ちに斬り捨てんと――虚実を尽くし合っていた...
吉川英治 「三国志」
...斬り捨てるには愍(あわ)れ過ぎる...
吉川英治 「新書太閤記」
...斬り捨てるぞよ』二柳町の燈(ひ)に飲み歩いて...
吉川英治 「夏虫行燈」
...そこで四人を一人で斬り捨てた侍に対して...
吉川英治 「宮本武蔵」
...老師の真価を知っている者は、まさか、あんな青二才と論議して、負けたと誰が思うものか」「いや、あなたはどうか知りませんが、われわれ門人は、黙っていられません」「では、どうする気だ」「彼奴(きゃつ)を、斬り捨てて、思い知らせるばかりです」「わしが止めるのもきかずに、隅田河原では、四人も返り討ちにあい、また今夜も、かえって彼のために敗れて帰って来たではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...兄が斬り捨てにされたことも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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