...狼(おほかみ)きたりて人の如く立其裾(そのすそ)を銜(くはへ)たるゆゑ斧(をの)にて狼の額(ひたひ)を斫(きり)...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...虚空を斫(き)るように...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...細刃(ほそみ)で斫(き)られた返報(へんぽう)をしようとて...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...ヴァエア山巓(さんてん)への道を斫(き)り拓(ひら)いていた...
中島敦 「光と風と夢」
...外は烈風に加うるに肉の斫(き)りとられる様な寒さで...
西尾正 「陳情書」
...すなわちただ敵を斫(き)ろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...標高も七百米の小杉谷斫伐所附近では...
林芙美子 「屋久島紀行」
...庭の榎の樹を斫(き)って薪にした時に...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...この在数を斫(き)り殺した...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
......
山川登美子・増田雅子・與謝野晶子 「恋衣」
...松重岩之丞が斫(き)り露(あら)わす条...
南方熊楠 「十二支考」
...後(のち)また門外に臥すとかつて噛まれた人がその頭を斫(き)って殺した...
南方熊楠 「十二支考」
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三好達治 「短歌集 日まはり」
...喉を斫って足を持って逆(さか)さにすれば少しは血が出るけれども肛門を確(しっか)り押えて身体をこくようにして搾(しぼ)り出さないと沢山出ない...
村井弦斎 「食道楽」
...一たち斫(き)られながら...
森鴎外 「みちの記」
...石を斫(き)り出す者が村におらず...
柳田国男 「年中行事覚書」
...斫(キ)リ伏セニ躍リ行クナド...
吉川英治 「上杉謙信」
...石を斫(き)ったということである...
吉川英治 「三国志」
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