...何者か一閃氷の如き鋭斧(えいふ)に胸をうたれたる如く...
石川啄木 「閑天地」
...くるいまわる手斧を...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...見慣れない手斧が落ちていた...
海野十三 「地球発狂事件」
...その斧は俺の悪念をうけついで...
江戸川乱歩 「疑惑」
...蟷螂(とうろう)の斧(おの)である...
太宰治 「十五年間」
...樽屋の手斧で三十四回の打撃を与えた...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...」それから斧(おの)を持ってる男の方へ言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あそこには斧がある...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...その斧を戴きませう...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...千古(せんこ)斧斤(ふきん)を入れぬ檜林が方何十里というもの続いているところは...
中里介山 「大菩薩峠」
...「アハハハもう善(よ)かろう」と斧を振り翳(かざ)して灯影(ほかげ)に刃(は)を見る...
夏目漱石 「倫敦塔」
...たゞ石斧(せきふ)の中(うち)には...
濱田青陵 「博物館」
...孔(あな)のあいた石斧(せきふ)などであります...
濱田青陵 「博物館」
...「結城の手前の江川というところです」「結城へはまだゆかなかったんですね」「いやいちどゆきました」斧田は馬の速度を少し緩めた...
山本周五郎 「風流太平記」
...斧田はそれを見あげながら...
山本周五郎 「風流太平記」
...斧田又平が捜しに来て...
山本周五郎 「風流太平記」
...小手斧(こちょうな)の木片(こっぱ)が散らかるのが大嫌いでげす...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...斧四郎も飲(い)ける口とみえて夕焼けのように晴々と赤い顔していた...
吉川英治 「松のや露八」
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