...この叉斧は實にアリヤン時代以前に於て...
イー、エー、ゴルドン 高楠順次郎訳 「弘法大師と景教との關係」
...石の斧等を遺したる者は過去の石器時代人民の一例なり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...石斧製造(いしおのせいざう)に必要(ひつえう)なる砂及び水は各々(おの/\)適宜(てきたう)なる大さの土器中に貯(たくは)へられしものと想像(さうざう)せらる...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...なんとなく斧定九郎(おのさだくろう)という感じのする猫である...
寺田寅彦 「柿の種」
...斧(おの)の刃(は)に肉飛び骨摧(くだ)ける明日(あす)を予期した彼らは冷やかなる壁の上にただ一となり二となり線となり字となって生きんと願った...
夏目漱石 「倫敦塔」
...エーンズウォースには斧(おの)の刃のこぼれたのをソルスベリ伯爵夫人を斬る時の出来事のように叙してある...
夏目漱石 「倫敦塔」
...斧を持って転げまわるばかりで思うようなこともできない...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...斧でけずりとったような四角四面な熔岩台(ラヴァ・ビュート)...
久生十蘭 「地底獣国」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...この中で誰か一人すぐに出立してもらいたいのだ」「私でよければまいります」斧田又平が云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...斧田さんでなければつなさんか誰か」「まあ待って下さい」斧田又平が云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...初めて休之助や斧田のことを思いだし...
山本周五郎 「風流太平記」
...そして斧田の来るのをみつけると...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...それは斧田が老人から与えられた楽しい幻想をむざんに打砕かれたからである...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...そっと枕元まで忍び寄った芳夫は斧を振りあげた...
山本禾太郎 「抱茗荷の説」
...斧(おの)で削ったような一枚岩...
吉川英治 「江戸三国志」
...四龍車(りゅうしゃ)にむかう蟷螂(とうろう)の斧(おの)ということばがある...
吉川英治 「宮本武蔵」
...ルパンはこの時にとばかり拳骨を堅めてちょうど斧で打殴る様に敵の腕節(うでぶし)を発止と突き上げた...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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