...刃物師の小刀や斧は鋭利でぴかぴかしていたし...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...鋭き斧をふりかざし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...斧を持ってる男の顔だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...山林官長の腦天に打ちこまれていたのを發見された斧であった...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...いったん取り上げた斧を下におろして...
中里介山 「大菩薩峠」
...これらの石斧(せきふ)は皆(みな)よく磨(みが)いて滑(なめら)かに光(ひか)るように出來(でき)て...
濱田青陵 「博物館」
...大鋸(おおが)のひびきも斧の音もきこえず...
久生十蘭 「生霊」
...氷斧(アックス)をかかえた三人連れの登山者が...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...仙人(せんにん)の遊戯を見ているうちに斧(おの)の木の柄が朽ちた話と同じような恍惚(こうこつ)状態になって女房たちは長い時間水上にいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「太田は左、斧田は右だ、かたまるな」そして三方にひらいたと思うと、取囲んだ敵のなかへまっしぐらに、斬って入った...
山本周五郎 「風流太平記」
...足を取られるな」斧田又平が「おう」と答えた...
山本周五郎 「風流太平記」
...殺すぞ」一作が薪割用の斧(おの)を振上げて見せると...
夢野久作 「笑う唖女」
...屈強な力士や武将が斧(おの)鉞(まさかり)をもって...
吉川英治 「三国志」
...二つの板斧(まさかり)を持った男? それは一体誰だろう...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それを追ッかけ追ッかけ続いて二丁斧を振りかざしながら躍り出して来た黒面(こくめん)の阿修羅(あしゅら)がある...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「樹を伐(き)れ」斧(おの)を持っていた手下の者が...
吉川英治 「親鸞」
...斧を揮(ふる)って樹を伐(き)り出した...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――そして河原の方へ曳いてゆけ」斧(おの)を立てて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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