...半磨石斧(はんませきふ)...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...嘗ての頃の尾根々々は斧鉞の入らない鬱蒼とした森林におおわれていたから...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...傍觀せし樵夫の斧の柄朽ちたりと聞きつるが...
大町桂月 「町田村の香雪園」
...今日まで斧ひとつ入らぬ神山である...
薄田泣菫 「森の声」
...」「階段講堂に斧が一梃ございます...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...斧とシャベルで探って...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...天井もその周囲をも奇麗に石斧で削つたらしいあとのはつきりと残つてゐる横穴...
田山録弥 「モウタアの輪」
...手斧(ちょうな)でも持ちますかな」よいなぐさみものといわんばかりに...
壺井栄 「二十四の瞳」
...そして斧を片すみに置いて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...古来斧斤(ふきん)を入れざるものあり...
中里介山 「大菩薩峠」
...胥議(あいぎ)して斧鉞(ふえつ)を加えた...
森鴎外 「渋江抽斎」
...ますます釘(くぎ)を打つ音や手斧(ちょうな)をかける音が聞えてくるのである...
森鴎外 「普請中」
...初めて休之助や斧田のことを思いだし...
山本周五郎 「風流太平記」
...沢野雄之助を呼んで、おちづを深川まで送り届けるように命じ、また斧田又平に、半次を向島の青山家下屋敷へ伴れてゆかせた...
山本周五郎 「風流太平記」
...殺すぞ」一作が薪割用の斧(おの)を振上げて見せると...
夢野久作 「笑う唖女」
...鋭い手斧(ちょうな)の刃は...
吉川英治 「親鸞」
...斧四郎は、吹矢を買って、「誰か、これで、あの鬼灯提灯(ほおずきぢょうちん)を、射(う)ってみないか...
吉川英治 「松のや露八」
...二「あッ」斧四郎も...
吉川英治 「松のや露八」
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