...資格なき者は之(これ)を排斥する...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...斥候(せっこう)の職分が兼ねられます...
泉鏡花 「海城発電」
...偏見を斥けて行くのが...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...外寇を斥けるためには...
ピョートル・アレクセーヴィチ・クロポトキン Pyotr Alkseevich Kropotkin 大杉栄訳 「革命の研究」
...この研究に従事した福来友吉博士が無知の東京帝大理学部の排斥により同大学を追われたのは二十余年前である...
土井晩翠 「小桜姫物語」
...物質の各部分はこの斥力によって運動せしめられるのである...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...併しそれは何も心理現象が自然である場合を斥けはしない...
戸坂潤 「科学方法論」
...カントの引力と斥力との対立の観念やシェリング(Schelling)の自然哲学の分極の理論に基いて...
戸坂潤 「辞典」
...無下(むげ)に荒々しく斥(しりぞ)けた女は...
中里介山 「大菩薩峠」
...又寫眞は到底駄目だと排斥して居るものもある...
長塚節 「教師」
...貰(もら)ひたけりや幾(いく)らでも有(あ)らあ」勘次(かんじ)は斥(しりぞ)けた...
長塚節 「土」
...一般に僞書として排斥せらるゝ書籍も沙中の眞珠にも比すべき史的光彩の燦然たる事實を含有すること往々なり...
原勝郎 「吾妻鏡の性質及其史料としての價値」
...君来ずて寂し三四の灯を映す柱の下の円鏡かな円鏡は昔の金属製のものを斥すのであらうからこの灯も電灯ではなく...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...むしろ排斥せられたのがこの紀行の旨い所以(ゆえん)ではあるまいか...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...曲中人物の性格一々活動せる小天地想の作をば勸懲の旨ありとて斥くるものあらむや...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...そしてその価値のためにかえってそれを排斥した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...世論にこれを排斥させること...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そういう学説をエセ学説として排斥しても...
和辻哲郎 「夢」
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