...この馬鹿野郎!」七斤は田舎に住んではいるが少しく野心を持っていた...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...七斤は欠け碗を持って部屋に入り...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...畜生!……」第二日の朝早く七斤はいつもの通り魯鎮から通い船を漕いでお城へ行き...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...当時角砂糖は市価一斤二十三銭...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...一斤(約三合)五十銭につき...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...時々牝牛(めうし)の好いのを一斤ずつ買って母へ持って行って呈(あ)げました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...二斤(きん)ほど買ったパンは焼いたばかりのものと見えて家へ帰るまで抱えた脇の下から手の先までをほかほかと好い工合に暖めてくれた...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...力強家(ちからつよき)も幾万斤(きん)の雪の重量(おもさ)に推砕(おしくだかれ)んをおそるゝゆゑ...
中谷宇吉郎 「雪」
...一万斤の生糸の売渡しが破談になったばかりか...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
......
牧野富太郎 「植物記」
......
正岡子規 「読書弁」
...パンは一斤(きん)五スーであった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...○犢のフルカセーは腿肉一斤を水一合へ入れ四十分間湯煮て六ツ位に切りバター大匙一杯...
村井弦斎 「食道楽」
...序(ついで)に山口屋から味噌を四百斤と...
夢野久作 「名娼満月」
...二三百斤の貨物を一頭の牛で挽く車は轆轤車と呼ばれてゐる...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...重さ十五斤(きん)の槍を揮(ふる)って突(つき)の猛練習をなし...
吉川英治 「剣の四君子」
...八十二斤の青龍刀をひっさげ...
吉川英治 「三国志」
...腕は千斤も吊るべしと思われる鉄色の肌をしている...
吉川英治 「三国志」
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