...製線所では割合に斤目(はかり)をよく買ってくれたばかりでなく...
有島武郎 「カインの末裔」
...茶は一斤半として九十銭...
石川啄木 「葉書」
...亀の齢 一斤ニ付 金三圓一...
上村松園 「棲霞軒雑記」
...アメリカ産の一斤入り瓶詰が二円...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...「八斤砲でございます...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
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内藤湖南 「章學誠の史學」
...一斤二十円以上もして人工生産は...
直木三十五 「大阪を歩く」
...即ち百斤のものを九十五斤となさば其人は神経病を起すなり...
正岡子規 「読書弁」
...今、私の受けている特配は、牛乳二合のところが一合、砂糖が〇・八斤、八百屋もの少々...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...附合(つけあわせ)物には馬鈴薯を湯煮(ゆで)て裏漉(うらごし)に掛け薯(いも)一斤にバター大匙半分...
村井弦斎 「食道楽」
...トマトの皮を剥いたらば二つに割って種と水とを絞ってトマト一斤(きん)ならば砂糖も同じく一斤の割でザラメ糖か角砂糖をかけてそのまま三...
村井弦斎 「食道楽」
...もっとも何ジャムでも菓物(くだもの)一斤即ち百二十目に砂糖一斤即ち百二十目という同じ割合にしてあるのは砂糖の防腐性を利用して長く持たせるためですから甘味が少し勝ち過ぎます...
村井弦斎 「食道楽」
...二十人前で百二十片ちょうど六斤ですね...
村井弦斎 「食道楽」
...丁寧(ていねい)にすればその汁を煎(せん)じ出して外の品物を混ぜますけれども手軽にすれば水一升の中へジャガ芋を一斤半...
村井弦斎 「食道楽」
...一斤一円二十銭するものは牛肉にない...
村井弦斎 「食道楽」
...千斤の鉄、百反の織皮(しょくひ)、五百両の金銀、思いがけない軍費を獲て、玄徳以下三人は、「これぞ天のご援助」と、いやが上にも、心は奮い立った...
吉川英治 「三国志」
...重サ百斤(きん)ほどなのを」「冗談じゃない...
吉川英治 「新・水滸伝」
...五斤かかる花輪形パンをお腹(なか)の上に抱え...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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