...茶は一斤半として九十錢...
石川啄木 「葉書」
...「二十三斤半……」彼が薪がまもなくベッドの下に行水(ゆくみず)の流れは絶えず進んで来るのを予想すると頭の中がまたガサガサになって入口へ行って門を締めようと思った...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...まして六斤は彼の祖父の九斤に比べると三斤足りない...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...七十九歳だ」七斤ねえさんは立上って誰にいうともなく喋った...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...六斤の手の中の空碗が地の上へころげ落ち...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...ところが、舶来船の砲を見ると、鋼鉄製百二十斤、元装の連発砲さえ出来ておる...
直木三十五 「南国太平記」
...一斤(きん)の価十銭の葉を喫するも...
福沢諭吉 「教育の目的」
...其各種の慾心には消長盛衰あれども其総体の分量は固より百斤ならば百斤の外に出づることなし...
正岡子規 「読書弁」
...加多さん! これで五斤砲が通りますかなあ!加多 砲といえばいつまでも五斤がとこの物だと思うていられるのか? 青銅元込めで二十斤五台ぐらいは引つぱり上げる予定ですぞ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...○犢のロースはサーラエンという肉の骨付き弐斤ほどへ塩胡椒を振掛けテンパンへ入れその周囲へ玉葱一個人参二本を細かく切りて添え肉の上へバター大匙一杯を載せスープ大匙一杯を掛け一時間ほど火にて焼くなり...
村井弦斎 「食道楽」
...それは白いホンザーを拵える時最初に砂糖一斤の中へ碾茶を大匙二杯入れるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...先ず牛のランという処(ところ)一斤を細かく切って塩胡椒を振ってバターで炒り付けます...
村井弦斎 「食道楽」
...○ロールオーツ弐斤入四十銭なり...
村井弦斎 「食道楽」
...綺麗に帯封をして小判形にきっちり巻いた刻み煙草、小は半斤、大は一斤、国分(こくぶ)でも秦野(はたの)でも小口を少しずつ引きだして、これはいかがさまでと遠慮なく喫(の)ませる...
山本笑月 「明治世相百話」
...よく鉄(くろがね)の重さ八十斤もある戟(ほこ)を使って...
吉川英治 「三国志」
...なお十斤の肉を啖(くら)い...
吉川英治 「三国志」
...じゃがたら砂糖一斤に...
吉川英治 「新書太閤記」
...たかがバタの一斤ぐらいで...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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