...七斤ねえさんは七爺の顔を見ると...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...古哲ソクラトスは日々に二斤のパンと雅典(アテンス)城の背後に湧出する清水(せいすい)とを以て満足したりしを思え...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...十八年には六百八十万斤を産するに至った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...『○○百貨店は毎日六百缶(七斤入り)を現金取引ですから...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
......
高木貞治 「ヒルベルト訪問記」
...三娘の母親は女が今までしたことのなかった炊事をしているのがいかにも可哀そうであるから、家へ帰るなり二人の婢をよこして三娘の手がわりをさし、そのうえ金百斤、布帛(おりもの)十匹を贈り、また肉や酒の類はなくならないうちにうちにと送ってきた...
田中貢太郎 「水莽草」
...十子は食パンを一斤買って来てくれる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...茶は一袋一斤半ずつの懸茶二十四袋が例となってあった...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...上等のバターを出せば半斤(はんぎん)位一度に舐(な)めてしまう...
村井弦斎 「食道楽」
...二十人前ですから砂糖を大匙軽く八杯にバターを大匙四杯に塩を中匙軽く一杯へ牛乳五勺(しゃく)水五勺とを入れてよく煉(ね)って別にメリケン粉二斤と焼粉(やきこ)大匙四杯とを篩(ふる)っておいて今の物へザット混ぜて軽く捏(こ)ねて二分位な厚さに展(の)して...
村井弦斎 「食道楽」
...第四十林檎(りんご)と米の雪と申すお菓子は西洋人の大層珍重するもので先ず林檎一斤の皮を剥(む)いて心(しん)を取って少しの水と大匙五杯の砂糖で軟く煮ます...
村井弦斎 「食道楽」
...八時間の後温(あったか)い処から出してみるとプツプツと盛(さかん)に醗酵していますからその中へメリケン粉二斤を加えてよく混(ま)ぜると饂飩(うどん)の少し柔い位なものが出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...序(ついで)に山口屋から味噌を四百斤と...
夢野久作 「名娼満月」
...千斤(きん)の錘(おもり)この日より我胸を押すと唯(たゞ)知り給へ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...八十二斤と称する大青龍刀を横ざまに擁し...
吉川英治 「三国志」
...ここで漆(うるし)一千斤(きん)...
吉川英治 「私本太平記」
...じゃがたら砂糖一斤に...
吉川英治 「新書太閤記」
...二斤(きん)ほど...
吉川英治 「新・水滸伝」
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