...その時七斤ねえさんは飯籃(めしかご)をさげて卓(テーブル)の側(そば)に行き...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...「代々落ち目になるばかりだ」九斤老太はまた同じことを言った...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...二年前に七斤は酔払って一度...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...九斤老太は泣き倒れている六斤の手を取って引越し「代々落ち目になるばかりだ」といいつづけて一緒に歩き出した...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...むかしの釘は何だ……わしは七十九になった」それから後でも七斤は日々に入城したが...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...舶来品は一斤六十五銭...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...その食料も粥(カーシャ)と肉一斤となります...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...重いのになると五斤ある...
夏目漱石 「坑夫」
...前後六万斤ばかり...
服部之総 「志士と経済」
...ラ・メデュウズには二十四斤砲が十四門も搭載されていたが...
久生十蘭 「海難記」
...お茶を一斤くれと言つたといふ話もある...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...わたしは一斤半(きんはん)パンを切ってくれと言った...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...第十六 米と牛肉のコロッケーは半斤(はんぎん)の牛肉を肉挽(にくひき)で挽くかあるいは庖丁で細かに叩いてバターでよくいためます...
村井弦斎 「食道楽」
...第十九 パンと赤茄子(あかなす)のシチュー赤茄子の皮を剥(む)いて種を取って二つに切ったものを一斤ならば大匙一杯のバターと塩胡椒を加えて弱い火で三十分間煮た処へパンの中身ばかりを手で揉(も)み入れて出します...
村井弦斎 「食道楽」
...その上から味噌を詰込んでアラカタ百斤の重さになるように手加減をした...
夢野久作 「名娼満月」
...関羽が常に離すことなき八十二斤の青龍刀を持って...
吉川英治 「三国志」
...水磨(すいま)仕立てで六十二斤ぐらいなところはどうです」「むむ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...わけなくいきましたよ」「目方はいくら?」「二百と七斤」「たいした目方だね」「そんなもんです」と...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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