...「二十五斤」なんてことは...
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」
...七斤ねえさんは七爺の顔を見ると...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...そして、義雄の手帳には、次ぎの如く書き下されてある――牛乳五六升で、バタ一斤...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...分けても十箇の罐詰と十斤の食パンの謎は...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...毎朝氷を一斤ずつ買うことにした...
大杉栄 「日本脱出記」
...平均一店一日の製造高が五千斤にも上るという状態であったから...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...時々牝牛(めうし)の好いのを一斤ずつ買って母へ持って行って呈(あ)げました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...結局「六十斤砲を撫し」てゐる點に變りはない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...千斤の重みの綿みたいな感じになる...
豊島与志雄 「春」
...その食料も粥(カーシャ)と肉一斤となります...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...牛肉の堅くないところを一斤だよ」と牛肉注文の声が四隣(しりん)の寂寞(せきばく)を破る...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...十子は食パンを一斤買って来てくれる...
林芙美子 「新版 放浪記」
...其十斤だけの分量は修飾慾か又は雑慾の部に入りて其分量の総数を充たすべし...
正岡子規 「読書弁」
...別にフライ鍋へバター大匙一杯を溶かしコルンスターチを大匙一杯いためスープ二合を加え前の裏漉にしたるアスペラ二斤ほどを入れて火に掛け二十分間煮てまた裏漉にし牛乳五勺塩胡椒にて味を付けまた暫らく弱火に掛け煮て...
村井弦斎 「食道楽」
...六百斤のナマコを三日三夜がかりで一万枚に近い小判型に打抜いて畳目まで入れたものに金箔を着せたのを...
夢野久作 「名娼満月」
...白銀八十九万斤が蓄えられてあった...
吉川英治 「三国志」
...手に八十二斤の大青龍刀をひっさげ...
吉川英治 「三国志」
...鉄砲 十挺遠目鏡(とおめがね)虫目鏡(むしめがね)八個伽羅(きゃら)百斤虎の皮 五十張八畳吊蚊帳(はちじょうつりかや)そのほか時計鐘(とけいがね)とか...
吉川英治 「新書太閤記」
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