...その団体の会長たる大垣町長の斡旋(あっせん)によって...
芥川龍之介 「疑惑」
...好(うま)く其間に斡旋(あつせん)してくれるのは...
石川啄木 「鳥影」
...そこで村長はじめ村会議員たちの斡旋で...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...義兄の親切な斡旋があったにも拘(かかわ)らず...
谷崎潤一郎 「細雪」
...それを知らずに縁談の斡旋(あっせん)などを頼む方が悪かったのだ...
谷崎潤一郎 「細雪」
...すべてを引受けて斡旋するといふのだ...
種田山頭火 「行乞記」
...彼等の間に信望のある自然科学研究所の上野太忠氏の斡旋に依るものだった...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...それぞれたしなみの身じまいをして席の斡旋役に廻るし...
中里介山 「大菩薩峠」
...三年前三千代と平岡の間(あひだ)に立(た)つて斡旋(あつせん)の労を取つた事を追想すると丸で夢の様であつた...
夏目漱石 「それから」
...しまいに団十郎に説きて斡旋の結果...
山本笑月 「明治世相百話」
...叙爵昇官(じょしゃくしょうかん)の斡旋(あっせん)をとって...
吉川英治 「三国志」
...蒋幹の斡旋に依った...
吉川英治 「三国志」
...夢窓国師の斡旋(あっせん)が兄弟(ふたり)のあらそいを解いてくれた...
吉川英治 「私本太平記」
...和議の斡旋(あっせん)にあたるべく...
吉川英治 「新書太閤記」
...斡旋(あっせん)する...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...その間にダルメイダの斡旋によって得た大友宗麟の助力が相当に利いたらしい...
和辻哲郎 「鎖国」
...トルレスに頼んで大友氏との親交を斡旋して貰った...
和辻哲郎 「鎖国」
...長崎人和田理左衛門や日本婦人ウルサンの斡旋によって...
和辻哲郎 「鎖国」
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