...英国の斡旋で大王は六月十一日墺軍とブレスラウの講和を結び...
石原莞爾 「戦争史大観」
...野口はしきりに彼等の服を乾かすことを斡旋したが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...こう云う時にもう少し酒間の斡旋(あっせん)をしてくれるとよいのだがと思ったりしたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...酒間の斡旋(あっせん)は鶴子以下の姉妹が当る筈であったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...国嶋氏の斡旋(あっせん)で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...先輩の勧めと斡旋(あっせん)で...
徳田秋声 「縮図」
...又之れを実行するに於て朝野の間に斡旋したりき斯くの如くにして前内閣倒れたりとせば...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...塚本老人がしきりに斡旋してまわっていたことは...
豊島与志雄 「乾杯」
...彼女の斡旋で無事に解消したのだった...
豊島与志雄 「無法者」
...ワグナーのために斡旋(あっせん)奔走(ほんそう)して...
野村胡堂 「楽聖物語」
...斡旋した時などは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...御斡旋をねがって...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...一時、虎の門晩翠軒、西条軍之助の招待、谷幹の斡旋...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...銀の鱗と騒ぐ斡児桓(オルコン)と塔米児(タミイル)の川波が...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...他人の斡旋によって出獄することを承知しなかったことなどは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...東湖を介してなにか水戸家に斡旋(あっせん)していてそれがうまくいかぬとみえ...
山本周五郎 「新潮記」
...またこの斡旋(あっせん)に功労のあった賈を執金吾(しっきんご)とした...
吉川英治 「三国志」
...その間にダルメイダの斡旋によって得た大友宗麟の助力が相当に利いたらしい...
和辻哲郎 「鎖国」
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