...万斛(ばんこく)の同情無き能わず候...
芥川龍之介 「影」
...木斛(もっこく)...
芥川龍之介 「追憶」
...畢卓(ひつたく)はどうかして上酒数百斛(こく)をわが物として舟に積込み...
薄田泣菫 「独楽園」
...ただ我ら万斛(ばんこく)の悲しみを誘うのみであります...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...涼味スリル万斛(ばんこく)のウォーターシュートの娯楽施設を...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...美酒(びしゅ)一斛(こく)...
田中貢太郎 「美女を盗む鬼神」
...米七斛二斗を残す...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...窓外の木斛(もっこく)の青葉が...
豊島与志雄 「立枯れ」
...阿闍世王の供えた百斛の油が燃え尽きてしまっても...
中里介山 「大菩薩峠」
...俗界万斛(ばんこく)の反吐皆動(どう)の一字より来(きた)る」「何だ本当に吐くつもりじゃないのか...
夏目漱石 「虞美人草」
...三斛(ど)の冷水をブッ掛けられたような心持でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...僕は君に万斛(ばんこく)の同情を寄せている...
二葉亭四迷 「平凡」
...中に万斛の涙あり...
正岡容 「大正東京錦絵」
...その裏面には実に万斛(ばんこく)の涕涙(ているい)を湛(たた)うるを見るなり...
正岡子規 「曙覧の歌」
...大きな木斛(もっこく)の木かげから...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...七斛(ごく)を獲る者あり...
南方熊楠 「十二支考」
...一斛(こく)の酒がそこに噴き出した...
吉川英治 「三国志」
...万斛(ばんこく)の涙をそそいで...
吉川英治 「三国志」
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