...それから口に当てた斑竹(はんちく)の笛――相手はあの背(せい)の高い...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...白毛と黒毛が斑(ぶち)になつてゐる大きな猫が...
飯田蛇笏 「薄暮の貌」
...オレンヂ色の斑(まだら)のある真黄色な翅や...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...額の真中に痣(あざ)のような一銭銅貨大の赤い斑点が現れた...
海野十三 「地球盗難」
...子供の服の白い襟(えり)にかすかな灰色の斑点(はんてん)を示すくらいのもので心核の石粒などは見えなかった...
寺田寅彦 「小爆発二件」
...眼の前が五色の斑点でちらちらする...
夏目漱石 「琴のそら音」
...死骸は身體中紫の斑(まだら)で口からは泡を吹いてゐる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内藤梁庵(りやうあん)を訪ねてお縫の腹部の斑點のことについて丁寧に尋ねると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斑々と錆(さび)を浮かせてをりますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...斑組の六人男は、二の腕に賽ころを彫っているということだ、目の数は一(ピン)から六まで――多分一か六が首領だろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...斑組の首領の気の大きいには感心するだろう」「――」「ところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無数の斑点のようなプランクトンたちの姿は...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...右手のが斑尾(まだらお)山...
堀辰雄 「晩夏」
...倉の木槌(さいづち)型の頭は虎斑で...
牧野信一 「創作生活にて」
...虎斑(とらふ)のような模様を呈する...
柳宗悦 「工藝の道」
...「何じゃ、何者じゃ、そのほうは?」「何者でもねえ、この斑鳩嶽に、その人ありと知られた雨龍の一族、洞門の権右衛門だ...
吉川英治 「剣難女難」
...斑魚(はんぎょ)の鱗(うろこ)のようにそそけ立った...
吉川英治 「三国志」
...光の斑(ふ)を静かに撒いている...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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