...とうとう私までが年甲斐もなく...
芥川龍之介 「邪宗門」
...全く居候的存在にすぎない自分を不甲斐ないものに思い...
犬田卯 「瘤」
...丸山は待って待ち甲斐のある輩(やから)ではなし――この場はこれで納まったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...この寒いのに膝掛を拾われては東京を出るとき二十二円五十銭を奮発した甲斐(かい)がない...
夏目漱石 「京に着ける夕」
......
野口雨情 「枯草」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...甲斐には敵がなかった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...原田甲斐と云わせたかったようだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...甲斐はさりげなく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...虎之助が八つになればね」そして甲斐は「丹三郎」と呼んだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...甲斐を見る眼がするどく光った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...甲斐は待てと呼びとめ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...私にはわかりませんが」「偽物を作るなどということはあるまい」甲斐は証書を巻いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...甲斐は起きあがって蚊屋を出た...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...甲斐は持っていた盃に眼をおとした...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...甲斐は政右衛門に「飯をたべてゆけ」と云ったが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...甲斐はおくみに云った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ここに渭南(いなん)の県令丁斐(ていひ)という者が...
吉川英治 「三国志」
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