...斎藤茂吉も、七俳仙に数えられる俳人の一人でした...
...美濃衆の中でも特に著名な武将には、加納光脩や斎藤道三がいた...
...斎藤と呼ばれた、ワシントン公使館赴任の外交官補は、まっ赤(か)になって、今まで葉子に向けていた目を大急ぎで博士のほうにそらして見たが、質問の要領をはっきり捕えそこねて、さらに赤くなって術ない身ぶりをした...
有島武郎 「或る女」
...乱筆御用捨三十日斎藤内田様コウ書イタママデ電車ニ飛乗リマシタノデ...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...屈強(くっきょう)の書生が、みじめな、鵞鳥(がちょう)の鳴声の様な、悲鳴を上げたのを聞くと、室内には、どの様に恐ろしいことが起っているのかと、斎藤老人を初め、ゾッとして、梯子を昇る勇気もなかった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...誰か知らないかね」斎藤老人が気づいて尋ねた...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...あれから僅か十日余りの間に、国技館の活劇、風船男の惨死(ざんし)、斎藤老人殺し、畑柳夫人の家出と、事件は目まぐるしく発展しました...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...斎藤さんからなつかしいたよりがあつた...
種田山頭火 「其中日記」
...こちらの三人と、ぱったり行会った途端、山崎譲がまたしても、その御紋章の提灯をたずさえた先導の壮士に向って呼びかけました、「おいおい、斎藤一(さいとうはじめ)ではないか」「拙者は斎藤だが、そういう貴殿は誰だ」「山崎だよ、山崎譲だよ」「ああ、山崎か」「斎藤、君はこんな夜中にドコへ行くんだ、しかも、もったいない御提灯などを提(さ)げこんで……」「は、は、は、ドコへ行くものか、この御紋章の示す通りだ」「高台寺の屯所(とんしょ)へ帰るのか」「そうだ、そうだ」「そうして、今頃まで、どこで何をしていた」と山崎から推問されると、斎藤と呼ばれた壮士は、提灯を持ったまま橋の真中に踏みとどまり、「七条の醒(さめ)ヶ井(い)の近藤勇のところへ招かれて行ったのだ」「近藤のところへか――そうして、連れは誰だ」連れはだれだと山崎から問いかけられて、思い出したように振返って見ると、もうその先導して来た一人は橋の上にいない...
中里介山 「大菩薩峠」
...滝村・斎藤・菊田・上山・平野を...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...斎藤緑雨が「ひかへ帳」には「唆かされしときけば...
正岡容 「東京万花鏡」
...斎藤君...
三宅花圃 「藪の鶯」
...斎藤先生は忽(たちま)ちの中(うち)に満座の諸教授の論難攻撃の焦点に立たれたのでありますが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...斎藤先生は昨、大正十四年の十月十八日……すなわち変死される前の日の午後五時頃に、平生(いつも)の通り仕事を片附けて、医局の連中に二三の用務を頼んで、この部屋を出られたのですが、それっきり筥崎(はこざき)、網屋町(あみやちょう)の自宅には帰られませんでした...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...すなわち斎藤先生の死は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いかなる理で御帰国をゆるされたか」「はははは」例の調子で斎藤下野は哄笑しながら...
吉川英治 「上杉謙信」
...斎藤道三とは、多年、貢(みつ)がれもし、交誼(こうぎ)も深い間がらには違いなかろうが、道三の人物を知らぬはずはない...
吉川英治 「新書太閤記」
...斎藤道三山城守様と...
吉川英治 「新書太閤記」
...斎藤道三様や龍興様の時代には...
吉川英治 「新書太閤記」
...信長に亡ぼされた斎藤家の遺臣たることを思えば...
吉川英治 「新書太閤記」
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