...黒玉の文鳥が鳴き声を上げている...
...文鳥(ぶんちょう)はほとんど囀(さえず)らない...
芥川龍之介 「母」
...「文鳥」十月号に御掲載被下候えば光栄の至と存候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...文鳥は三重吉の小説に出て来るくらいだから奇麗(きれい)な鳥に違なかろうと思って...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥も定めし鳴き善(よ)かろうと思うくらいであった...
夏目漱石 「文鳥」
...三重吉は文鳥のためにはなかなか強硬である...
夏目漱石 「文鳥」
...そうしないと文鳥が実(み)のある粟を一々拾い出さなくっちゃなりませんから...
夏目漱石 「文鳥」
...夢に文鳥を背負(しょ)い込(こ)んだ心持は...
夏目漱石 「文鳥」
...たちまち文鳥に餌(え)をやらなければならないなと思った...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥の眼は真黒である...
夏目漱石 「文鳥」
...むやみに籠の戸を明けると文鳥が逃げ出してしまう...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥は嘴(くちばし)を上げた...
夏目漱石 「文鳥」
...夕方には文鳥が水を飲むところを見た...
夏目漱石 「文鳥」
...自分はただ文鳥の声を聞くだけが役目のようになった...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥は指の太いのに驚いて白い翼(つばさ)を乱して籠の中を騒ぎ廻るのみであった...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥はしのびやかに鳥籠の桟(さん)にかじりついていた...
夏目漱石 「文鳥」
...けれども文鳥は籠の底に反(そ)っ繰(く)り返(かえ)っていた...
夏目漱石 「文鳥」
...子供が文鳥を埋(うめ)るんだ埋るんだと騒いでいる...
夏目漱石 「文鳥」
...飽(あ)きはてし旅もこの頃恋しくて左柳(さりゅう)歯ぬけとなれば貝も吹かれず 翁月寒く頭巾(ずきん)あぶりてかぶるなり文鳥(ぶんちょう)この中の句なども老いたる山伏の境涯であった...
柳田国男 「木綿以前の事」
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