...黒玉の文鳥が鳴き声を上げている...
...鳥は文鳥(ぶんちょう)か何からしい...
芥川龍之介 「母」
...文鳥(ぶんちょう)はほとんど囀(さえず)らない...
芥川龍之介 「母」
...「文鳥」以外に何か出来たら差上べく候えども覚束なく候...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...鶯(うぐいす)、山雀(やまがら)、目白、文鳥、十姉妹(じゅうしまつ)などの籠の上に載っていたウソをその時はじめて詳しく観察した...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
...文鳥のような鳥は鼻孔がむしろ嘴の根元の隆起部に大きく露出していてまるで違った景観を呈(てい)している...
高村光太郎 「木彫ウソを作った時」
...文鳥は三重吉の小説に出て来るくらいだから奇麗(きれい)な鳥に違なかろうと思って...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥は千代(ちよ)千代と鳴くそうである...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥は白い首をちょっと傾(かたぶ)けながらこの黒い眼を移して始めて自分の顔を見た...
夏目漱石 「文鳥」
...むやみに籠の戸を明けると文鳥が逃げ出してしまう...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥は留り木の上に戻った...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥は嘴(くちばし)を上げた...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥は箱の中でことりともしなかった...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥は白い翼(つばさ)を乱して騒いだ...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥はもう留(とま)り木(ぎ)の上を面白そうにあちら...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥は動く気色(けしき)もない...
夏目漱石 「文鳥」
...折々機嫌(きげん)のいい時は麺麭(パン)の粉(こ)などを人指指(ひとさしゆび)の先へつけて竹の間からちょっと出して見る事があるが文鳥はけっして近づかない...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥は絶えず眼をぱちぱちさせていた...
夏目漱石 「文鳥」
...文鳥がちちと鳴いた...
夏目漱石 「文鳥」
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