...彼は文墨に秀でている...
...彼女は文墨の世界に興味がある...
...文墨を楽しむことができる人は少ない...
...彼は文墨の先生になることを夢見ている...
...勉強に疲れたので、今日は文墨の本を読むつもりだ...
...お前は文墨(ぶんぼく)に親しんだ漱石先生を知つてゐるかも知れない...
芥川龍之介 「闇中問答」
...文墨(ぶんぼく)の交(まじわり)がある位で...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...本田種竹だの其他の文墨関係の人がたくさん来ましたし...
板谷波山 「美術学校時代の岡倉先生」
...大河内家の先代輝音侯(きおんこう)というは頗る風流の貴族で常に文墨の士を近づけた...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...文墨(ぶんぼく)の諸名家(しよめいか)に謁(えつ)して書画(しよぐわ)を乞(こ)ひし時...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...文墨(ぶんぼく)の雅人(がじん)も多しときゝしが...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...凡(およそ)文墨(ぶんぼく)をもつて世に遊ぶ者(もの)画は論せず...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...菅神のいみ玉ふ所へ文墨(ぶんぼく)の者強(しひ)てゆくべきにもあらねば...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...○白太夫といふは伊勢渡会(わたらひ)の神職(しんしよく)菅神文墨(ぶんぼく)に於格外の懇友(こんいう)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...早くから支那人と文墨の交(まじわり)を訂(さだ)めておられたのである...
永井荷風 「十九の秋」
...生来文墨(ぶんぼく)の戯を愛しよく風流を解せり...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...文墨を習い、和歌を能(よ)くし、また陶を善くす...
服部之総 「蓮月焼」
...(尤も彼は文墨に親しんでゐる漱石よりも氣狂じみた天才の漱石により多くの親しみを感じてゐたと言つてゐる...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...二峰、五峰の父子、半嶺、石、春洞の諸老、そのほか詩人学者の面々、それぞれ盛名を馳せて、両国の井生村、中村楼などに書画会が絶えず、文墨場裏大繁昌、その頃を思うと今は誠にさびしい...
山本笑月 「明治世相百話」
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