...これも亦(また)徒(いたづ)らに粗雑な文句ばかりが...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...手紙には相変らず狂気(きちがい)じみた文句ばかり並べてあったが...
徳田秋声 「足迹」
...なんの面白みもない断片的な会話の文句ばかりだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...O Lola, bianca come――と云ふ文句ばかりで其の後を忘れて了つた...
永井荷風 「黄昏の地中海」
...処が今度は歌の文句ばかりで...
永井荷風 「黄昏の地中海」
...この謎の文句ばかりは解りそうもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この文句ばかりは読む工夫がないと言われる...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...この文句ばかりは讀む工夫(くふう)はないと言はれる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...文句ばかり言つて居るのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...翻つて思へばどれもこれも鼻持のならない文句ばかりで――そして...
牧野信一 「「或る日の運動」の続き」
...それまでは文句ばかりに悸されて厭々ながら立ちあがつたまゝの蒟蒻役者であつた模擬武士達は...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...たしかに歌は一つ文句ばかりで...
柳田国男 「雪国の春」
...なにか文句ばかり云っていたようだぜ」「ぞっとするね...
山本周五郎 「へちまの木」
...「節の附かんとも時々は良かろう」と云って文句ばかりを書いてくれることもあった...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...みんな人民にわかり易い文句ばかりで書いてあった...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...只文句ばかりに拘泥して禁止をする...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...勢(いきおい)文字や文句ばかりによって禁止をしなければ...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...矢鱈(やたら)に小面倒な文句ばかり並べやがったもんだからね...
夢野久作 「焦点を合せる」
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