...彼女は話を敷衍して、結局何を言いたかったのかわからなくなった...
...敷衍な解説では理解できなかったので、もう一度聞き直した...
...この論文は敷衍な論理展開をしており、読んでいて疲れる...
...彼は敷衍な人柄で、細かいところまで気を遣ってくれる...
...その作家は非常に敷衍な描写で物語を進めるのが得意だ...
...もし上に述べた意見をもっと長たらしく敷衍しようと思えば...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...一九〇二年のボンナール『独仏高等兵学の方式について』には「ジョミニーの論述する如き一般原則から敷衍(ふえん)せる戦法の系統は謬妄...
石原莞爾 「戦争史大観」
...己は其問題をさう敷衍(ふえん)して見たくはないのだ...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「尼」
...それにはこの點が一そう敷衍されてゐる)といふことである...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...12.彼は自分の思想を更に敷衍するためにゲーテの言葉を引用した...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...何処かで聞いた話を敷衍(ふゑん)したにとゞまるやうな作である...
田山録弥 「脱却の工夫」
...「印刷文明史」は福地の説「他人の罪を救はんとて無實の罪を身に引受け云々」を敷衍して「――然るに氏の實兄であつた品川梅次郎なるものは...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...も少し敷衍すれば...
豊島与志雄 「性格批判の問題」
...謂はゞ其の全體は校讐通義の敷衍をしたやうなものでありまして...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...何處が私の敷衍した處であるかと言はれると...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...まず冒頭に敷衍(ふえん)して...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...どこをどっちへ敷衍するか分らない...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...それの敷衍擴充を企圖したものである...
波多野精一 「時と永遠」
...そして其趣意を敷衍(ふえん)して新聞記者に演述したものと見える...
平出修 「畜生道」
...『曾我物語』にはこの事を敷衍(ふえん)して李将軍の妻孕んで虎肝を食わんと望む...
南方熊楠 「十二支考」
...この意味をもっとあなたが敷衍(ふえん)して申し上げたらいいでしょう」と...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これを解説し敷衍(ふえん)することができなかったのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...少しは傍から注解し敷衍(ふえん)する者がおらぬと...
柳田国男 「雪国の春」
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