...しかもまた彼が満五ヶ年も師事していたエジプト数学者でさえも匹敵するものがなかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...塵垢(じんこう)の爪に盈(み)つる蟻虱(ぎしつ)の膚を侵すもいまだ我正気に敵するに足らず」と勇みつつ幽廬(ゆうろ)の中に沈吟せし藤田東湖を思え...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...やっと匹敵するかしないかです...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...いかにひいきめをもって見てもかれらに匹敵するとは言われぬ...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...彼の八時間はこれの十二時間とほぼ匹敵するであろう...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...また御ところ方に候して御父祖に敵する事も出来ず...
太宰治 「右大臣実朝」
...さるを一人(ひとり)のヘクト,ルに敵するを得ず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...276 XVI 143.291 ポセードーンは先にはトロイアに敵する神...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...すでに重力に敵するあたわずんば...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...彼が人物と匹敵する...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...彼に匹敵する者はない――彼は神だ! ところが四六時ちゅう眼前にころがっていても...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...幕府に敵するの目的をもって...
福沢諭吉 「学者安心論」
...ただ一時仏者に敵するの熱心に乗じたるものにして...
福沢諭吉 「物理学の要用」
...どんな類ひの手紙を貫つても容易にそれに匹敵するやうなことが書けず...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...個性を考へるといふことは丁とか戌とかに匹敵する惡業のやうに狎らされてゐたので「君の意見はそれはそれとして一廉であり……」とか「意志の自由に於いて……」とか「誰が誰を掣肘出來るものか……」などといふ言葉が悉く絶大なる美しい響きを持つて感ぜられた...
牧野信一 「文學的自叙傳」
...個性を考へるといふことは丁とか戊とかに匹敵する悪業のやうに狎らされてゐたので「君の意見はそれはそれとして一廉であり……」とか「意志の自由に於いて……」とか「誰が誰を掣肘出来るものか……」などといふ言葉が悉く絶大なる美しい響きを持つて感ぜられた...
牧野信一 「文学的自叙伝」
...蕪村が芭蕉に匹敵するところのはたしていずくにあるかを弁ぜんと欲す...
正岡子規 「俳人蕪村」
...同時にこの種の女性とこれに匹敵する惡辣な美しい男性とを盡く殺戮するか...
横光利一 「悲しみの代價」
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