...数等が揃っていないと、計算が上手くいかないよね...
...数等について調べている最中なんだけど、何か知っていることある?...
...「数等」という言葉が分からないんだけど、説明してくれる?...
...数等が苦手だけど、もうちょっと頑張って勉強したいと思っている...
...塾に通って、数等の成績を上げようと頑張っているよ...
...紙とインクとに書き上げるよりも更に数等巧妙に実現出来ることを示す為である...
芥川龍之介 「澄江堂雑記」
...天文学者は地球に達する光の強弱に依つて星を数等に分けるが...
丘浅次郎 「人類の誇大狂」
...ベートォヴェンに軽蔑された伯爵夫人よりもこの方が数等しをらしいかも知れない...
高田保 「恋文」
...数等(すうとう)みじめな生活をしている...
太宰治 「饗応夫人」
...数等(すうとう)すぐれた家柄であつた...
田山花袋 「朝」
...世の中にはお前さんなどよりも数等利(き)かぬ体で...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...本当に云って現在よりも数等優秀な小学校教員だろう...
戸坂潤 「社会時評」
...揉(も)み柔(やわら)げて厠(かわや)に持ち行けば浅草紙(あさくさがみ)にまさること数等である...
永井荷風 「十日の菊」
...それよりも数等恐ろしい恥辱が追立てるのだから死をおそれる気持は全然なかった...
中島敦 「李陵」
...女中のニウよりは数等見ばえがした...
林芙美子 「浮雲」
...さらに数等愚劣なのは...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...西洋の文明はわが国の右に出ずること必ず数等ならんといえども...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...俺だつて、これくらゐの恰好をつけれあ、まんざらの男前でもないではないか、少くとも、あんな安物仕立の勉助輩よりは、数等立派であり、仲々分別臭くも見えるではないか、あんな奴等に馬鹿にされ、小突きまはされてグウの音もあがらなかつたなんて、余ツ程あの時は何うかしてゐたといふものだ……...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...純七郎の容貌に比べたら彼女の方が数等優つてゐたであらうことは...
牧野信一 「痴想」
...蒼(そうきゅう)の句に比すれば皆数等の上にあり...
正岡子規 「俳諧大要」
...其の人が自分よりは数等立(た)ち優(まさ)つた男であつた場合をも考へて見た...
宮地嘉六 「煤煙の臭ひ」
...夫(か)の蓮如の「御文章」は彼れが理想の文学なりと聞きつれども彼れの文は単に文のみとして論ずるも蓮如に勝ること数等也と云ふべし...
山路愛山 「明治文学史」
...今までよりも更に数等深い鋭い恐怖に襲われつつ...
夢野久作 「殺人迷路」
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