...数知れない小さな光が燃えているのだと...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪だるま」
...そんな数知れない多くの事を語った...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...常に我々を巡(めぐ)りややともすれば我々に襲い掛ろうとしている所の数知れない痛苦と心配とから離脱しようという事を希(ねが)うべきだ...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...こういう数知れない高橋氏の篤行が今は...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...死ななくとも、不具癈疾者になった者は、数知れない...
火野葦平 「花と龍」
...黒い背中を縦に此方(こつち)向きにした何十冊とも数知れない学生時代のノート・ブツクが未だに...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...数知れないひとみの光がわたしたちの上に集まっていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ちょうど中ほどの河岸(かし)通りに沿(そ)って数知れない船が停泊(ていはく)して...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...天の川を数知れない氷がうつくしい燐光をはなちながらお互ぶっつかり合ってまるで花火のやうにパチパチ云ひながら流れて来向ふには大犬座のまばゆい三角標がかゞやきました...
宮沢賢治 「〔「銀河鉄道の夜」初期形一〕」
...長い間数知れないほどの男を気ままにもちあつかって居たけれども女はまだ処女であった...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...数知れない切子球に屈折された...
夢野久作 「女坑主」
...並ぶ自動車その数知れない...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...筆だけでも幾千種あるか数知れないからな...
横光利一 「旅愁」
...その害をこうむる旅船や旅客は数知れないくらいだった...
吉川英治 「三国志」
...数知れない程だった...
吉川英治 「三国志」
...早くも廃(たお)れる部下は数知れない...
吉川英治 「三国志」
...法師武者(ほうしむしゃ)の数知れない伏兵を打ち破ろうなどとは思わない...
吉川英治 「新書太閤記」
...当然、敵の討たれるもの、数知れない...
吉川英治 「新書太閤記」
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