...しかし今日の大川の上に大小の浪を残すものは一々数えるのに耐えないであろう...
芥川龍之介 「本所両国」
...彼等は三を数えるか...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...ほんの数える程しかない筈だもの...
江戸川乱歩 「鬼」
...千五六百人を数えるほどであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...このうちにおいて私は種々の部分を数える...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...毎日の新聞広告だけから推算しても一年間に現われる書物の数は数千あるいは万をもって数えるであろう...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...数えると――店の入って左側に吊るしてあるのが八枚...
直木三十五 「死までを語る」
...この点をつついている者は世界中に片手の指で数えるほどしかいない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...星座を数える方便として...
中里介山 「大菩薩峠」
...詩人シラーのいうごとく人生の目的として花を選ぶ者とその実(み)を選ぶ者とは別種の者に数えるが至当であろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...それと殆ど同数の半ば開きかかった莟(つぼみ)とを数えることが出来た...
堀辰雄 「美しい村」
...日本流に数えると九つ位である...
牧逸馬 「双面獣」
...二人だけで話したことなどは数えるほどしかなかった...
山本周五郎 「あだこ」
...繋がれている舟は数えるほどしかなく...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...どういう障碍がということを数える必要はない...
山本周五郎 「新潮記」
...数えると七騎いたが...
山本周五郎 「風流太平記」
...数えるほどしかいない...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索