...数えるほどもないに違いない...
芥川龍之介 「合理的、同時に多量の人間味」
...水を入れた木箱の中の鮎を数えると...
池谷信三郎 「忠僕」
...この儀式的隊伍が示した堂々たる威風……これ等は封建時代に於る最も印象的な事柄の中に数えることが出来る...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...月を数えると十三歳何ヶ月という頃...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...すくなくとも万をもって数える夥しい原地人の数であった...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...目の満足なものは数えるほどしかない...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...俳句からいったら少しも珍しくないのでありますが――になりますとまことに寥々(りょうりょう)として数えるほどのものしかありません...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...――数えれば数えるほど...
夏目漱石 「明暗」
...幾人と数える位の良吏でした...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...月の五日でも参詣の者はほんの数えるくらい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...恋患いを束で数えることになりやしないかと心配して居る位のもので」「言うことが馬鹿々々しいな」「その惚れられ手は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中根さんも東京へ行きたいとぽつりぽつり話しているけれども、私はうわのそらで、銅貨を数える...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ほかの人は獲物の証券類を数えるあまり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...空いた卓子は数える程しかなかった...
松本泰 「日蔭の街」
...暇はない私とあの人が顔を合わすのは毎週二回の研究会の席上か偶然に廊下ですれちがう時ぐらいです話といえば堅苦しい思想の事や社会の事や時世のことただの雑談を交したことは数えるほどしかありませんそれよりも...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...成信は二十歳になるまで数えるほどしか父に会っていない...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...味方と数える者が...
吉川英治 「大谷刑部」
...『論語』から取った個所は全体にわたって六十八個所を数えることができる...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索