...愛蘭土劇の与えた影響を数える...
芥川龍之介 「「菊池寛全集」の序」
...僅に五歩を数えるばかりである...
芥川龍之介 「羅生門」
...それらに棲息する高等生物の数はこれまた数えることが出来ないほど夥しいものがある...
海野十三 「地球発狂事件」
...ほんの数える程しかない筈だもの...
江戸川乱歩 「鬼」
...千五六百人を数えるほどであった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...どうしてあんなに虫好きであったろうと母が今でも昔話の一つに数える...
寺田寅彦 「花物語」
...世間見ずらしい無知の一つに数えることが出来るであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...営養・エネルギー・気圧乃至其の他の静的圧力・浸透圧・イオン・熱・光・電気・等を数えることが出来る...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...右翼出版物に数えるべき性質のものでさえも...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...其他の諸氏を数えることが出来る...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...顧みて数えると、まず駒木野の関所であの女、次に小仏峠で足の早い奴、それから鶴川では槍をよく使う小兵(こひょう)の男、それから猿橋へ来て橋へ吊されたものが前の足の早い奴で、また片手の無い奴、それを捉まえてみるとその夜のうちに消えてなくなる」「それらと考え合せると、昨夜の婦人の挙動、それから前のいろいろの珍事にいちいち糸が引いてあるようにも思われる、もしあの片手のない奴が、昨夜の婦人を浚って逃げたのではないかとも思われる、そうだとすれば婦人が一人で帰ったのがおかしいけれど、あの片手の無い奴はこのあたりの山に隠れているかも知れぬ」猿橋の問屋で逃げられたがんりきのこと、もしやこの道中のいずれにかと、雑談に耽(ふけ)りながら左右に眼を配りつつ進んで行ったが、笹子峠の七曲りというのへ来た時分に、「あれあれ、あの谷川で水を飲んでいる者があるぞ」駒井能登守が谷底を望んでこう言いましたから、一同はみんな谷底をのぞいて見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...星座を数える方便として...
中里介山 「大菩薩峠」
...煙や砂漠の砂塵やまたは火山から噴き出した灰など頗る多くのものを挙げ数えることが出来るであろう...
中谷宇吉郎 「雪」
...ほとんど十台ぐらい数えることが出来た...
堀辰雄 「美しい村」
...とらぬ狸の札束を数えることもできなかった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「バブル崩壊」
...ほんの数えるしかなかった...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...ではどんな御乱行かというとこれといって数えるほどのことはない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ことに運転し始めたばかりの臨時汽車は人が知らないのでほとんど数えるほどの人数しか乗らない...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
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