...そして勝負の終りに四角の数を数える...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...と数えるほどは米を磨ぐものも無いのであろう...
泉鏡花 「婦系図」
...我国科学界の最高権威を残りなく数えることができるのであった...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...第一に(この作者は指折り数えることが好きである)彼女の二十三歳の父はアメリカ風の瀟洒(しょうしゃ)たる悪漢であり...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...商店なぞというものはほんの数えるくらいしかなく...
橘外男 「逗子物語」
...魚を数えることが出来ない...
辻潤 「錯覚自我説」
...実験から始めて産業・政治活動・へと数えるのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...活字も数万個を数えるようになって「手紙の代り」だの「聖徳太子の研究」だのという小冊子を拵えては知己友人に配布していたのである...
中里介山 「生前身後の事」
...月の齢(よわい)を数える場合には...
中里介山 「大菩薩峠」
...行かずに経過した月日を数えるともう四年以上になる...
夏目漱石 「ケーベル先生」
...何しろ人間一生のうちで数えるほどしかない僅少(きんしょう)の場合に道義の情火がパッと燃焼した刹那(せつな)を捉(とら)えて...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...――いや頭数なんか数えるまでもない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...中根さんも東京へ行きたいとぽつりぽつり話しているけれども、私はうわのそらで、銅貨を数える...
林芙美子 「新版 放浪記」
...「この男が私に口をきくのをお聞きになりましたか? まだこの男の訴訟なんていうものは時間で数えることができるくらいなのに...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...今朝のやうな静けさは数える程もないのだ...
牧野信一 「円卓子での話」
...六十万年或(あるい)は百万年を数えるかも知れません...
宮沢賢治 「イギリス海岸」
...過ぎ行く月日を数えることが癖になった...
宮嶋資夫 「恨なき殺人」
...ウィルソンぐらいの愛と識見と勇気とを持った人格は我国の少壮学者たちの中にも幾人かを数えることが出来ると思うのですが...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??