...さあ数えるぞ、一(ひ)イ、二(ふ)ウ、三(み)イ、……」数え出したフランク大尉の緊張にひきつってゆく真青な顔...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...我国科学界の最高権威を残りなく数えることができるのであった...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...数えることのできないほど...
海野十三 「ふしぎ国探検」
...次には Yuwoo, Yuwao, Yufu を取り三つの「硫黄(いおう)」を名とする火山を三つに数えると n = 5 となり...
寺田寅彦 「火山の名について」
...望遠鏡の焦点面に平行に張られた五本の蜘蛛(くも)の糸を横ぎって進行する星の光像を目で追跡すると同時に耳でクロノメーターの刻音を数える...
寺田寅彦 「空想日録」
...露に浴した芋畑を自然観賞の対象物の中に数えるのが日本人なのである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...営養・エネルギー・気圧乃至其の他の静的圧力・浸透圧・イオン・熱・光・電気・等を数えることが出来る...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...捨てた本家の財(たから)を数えるような未練な心はさらさらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...数えるひまがなかった...
野上豊一郎 「エトナ」
...天宮など七つとも八つとも数えるがいい...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...それは繊細な精神が愛の最も豊かな財宝の一つに数えるところの...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...その「数えるほど」でありながら...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...数えることが出来よう...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...成信は二十歳になるまで数えるほどしか父に会っていない...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...ウィルソンぐらいの愛と識見と勇気とを持った人格は我国の少壮学者たちの中にも幾人かを数えることが出来ると思うのですが...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...損害を数えると、死傷約千余を出しているという...
吉川英治 「三国志」
...なお他に『ラケス』『小ピピアス』『カルミデス』およびおそらく『イオン』を数えることができる...
和辻哲郎 「孔子」
...ことに運転し始めたばかりの臨時汽車は人が知らないのでほとんど数えるほどの人数しか乗らない...
和辻哲郎 「停車場で感じたこと」
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