...中から十円札を三十枚数えると...
池谷信三郎 「忠僕」
...現代風に満で数えると七十七歳...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...すくなくとも万をもって数える夥しい原地人の数であった...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...ほんの数えるほどしか菊屋に行った事は無く...
太宰治 「未帰還の友に」
...手探りで数えるとそれが四十八銭あった...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...今から指折り数えると三十年も以前...
徳永直 「こんにゃく売り」
...又更に直接声咳に接しない半門下的漱石文化人としては谷川徹三・林達夫・本多顕彰・其の他の諸氏を数えることが出来る...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...もし印度も東洋の内に数えるならば...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...其後もほんの数えるほどしかない...
豊島与志雄 「慾」
...その徳に化せられるもの十余万人を数えるようになったということです...
中里介山 「大菩薩峠」
...捨てた本家の財(たから)を数えるような未練な心はさらさらない...
中里介山 「大菩薩峠」
...――いや頭数なんか数えるまでもない...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...札を数えることや...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「モルグ街の殺人事件」
...その「数えるほど」でありながら...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...それによって窒息してゆく者の姿を描き数えることではなく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...荷揚げすることを水揚げすると言い、船を数えるには、一パイ、二ハイ、……とやっている...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...縫物の針のあとを数えるような冷やかな丹念さでおのれの心のありどころを追求した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...数える時に儲ける...
夢野久作 「近世快人伝」
便利!手書き漢字入力検索