...僅に五歩を数えるばかりである...
芥川龍之介 「羅生門」
...我国科学界の最高権威を残りなく数えることができるのであった...
海野十三 「国際殺人団の崩壊」
...すくなくとも万をもって数える夥しい原地人の数であった...
海野十三 「人造人間戦車の機密」
...これはもう隆線を数えるまでもありませんよ...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...右翼出版物に数えるべき性質のものでさえも...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...今中次麿著『独裁政治学叢書』全四冊をも数えることが公平だと思う...
戸坂潤 「読書法」
...実は懐疑論に数えるべきではあるまい...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...狸石――十を数えるなんて...
豊島与志雄 「狸石」
...活字も数万個を数えるようになって「手紙の代り」だの「聖徳太子の研究」だのという小冊子を拵えては知己友人に配布していたのである...
中里介山 「生前身後の事」
...その人数凡(およ)そ十余人を数えることができました...
中里介山 「大菩薩峠」
...今年から数えるとちょうど二十九年前の大正六年の夏のことでした...
久生十蘭 「ハムレット」
...ほかの人は獲物の証券類を数えるあまり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...同じ話を数えるほど...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...ほんの数えるしかなかった...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...それによって窒息してゆく者の姿を描き数えることではなく...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は器の種類を三様に数える...
柳宗悦 「工藝の道」
...数えると八つ(午前二時)であった...
山本周五郎 「ちゃん」
...それにはなお他に都合のよい事実を数えることも出来るであろう...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??