...現代風に満で数えると七十七歳...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...手探りで数えるとそれが四十八銭あった...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...が一度心眼を開いて黙想するならばこの縦鼻広目の活人そのままのかれを微分流動の中に放って数えることが出来る...
辻潤 「錯覚自我説」
...東京市民をニヒリストの思想に導いた責任者の一つとして電気局を数えるような事が全くないとは限らないような気もする...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...毎日の新聞広告だけから推算しても一年間に現われる書物の数は数千あるいは万をもって数えるであろう...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...実験から始めて産業・政治活動・へと数えるのである...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...日頃興味のある文化風景に数えることが出来るだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...もし印度も東洋の内に数えるならば...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...三度と数えるほどしか外出(そとで)する事のない母親お豊の老眼をば信じられぬほどに驚かしたのである...
永井荷風 「すみだ川」
...顧みて数えると、まず駒木野の関所であの女、次に小仏峠で足の早い奴、それから鶴川では槍をよく使う小兵(こひょう)の男、それから猿橋へ来て橋へ吊されたものが前の足の早い奴で、また片手の無い奴、それを捉まえてみるとその夜のうちに消えてなくなる」「それらと考え合せると、昨夜の婦人の挙動、それから前のいろいろの珍事にいちいち糸が引いてあるようにも思われる、もしあの片手のない奴が、昨夜の婦人を浚って逃げたのではないかとも思われる、そうだとすれば婦人が一人で帰ったのがおかしいけれど、あの片手の無い奴はこのあたりの山に隠れているかも知れぬ」猿橋の問屋で逃げられたがんりきのこと、もしやこの道中のいずれにかと、雑談に耽(ふけ)りながら左右に眼を配りつつ進んで行ったが、笹子峠の七曲りというのへ来た時分に、「あれあれ、あの谷川で水を飲んでいる者があるぞ」駒井能登守が谷底を望んでこう言いましたから、一同はみんな谷底をのぞいて見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...何しろ人間一生のうちで数えるほどしかない僅少(きんしょう)の場合に道義の情火がパッと燃焼した刹那(せつな)を捉(とら)えて...
夏目漱石 「文芸と道徳」
...数える位しか無かったのが...
古川緑波 「ああ東京は食い倒れ」
...同じ話を数えるほど...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...しかしその善き歌と申すも指折りて数えるほどのことに有之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...空いた卓子は数える程しかなかった...
松本泰 「日蔭の街」
...上信国境の碓氷峠における熊野神社等を数えることができる...
三上義夫 「芸術と数学及び科学」
...内に外に名所旧蹟は数えるに暇(いとま)ないほどであります...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...数える時に儲ける...
夢野久作 「近世快人伝」
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