...敗るる者をして敗れしめよ...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...「裸(らてい)淫佚(いんしつ)で、徳を失い礼を蔑(ないがし)ろにし、度を敗るは、禽獣(きんじゅう)の行いである...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...実はこれ敗るる事である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...「彼を知らず己を知らざれば戦う毎に必ず敗る」と断定せられし通り先祖伝来の堂々たる老舗も一敗地にまみれて...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...小さく分けてそれを打敗る才覚がなく――薊(あざみ)をもみつぶすように手荒くあつかおうとばかり考えているのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...ヒステリツクに泣き出したとしても要するに彼が敗るのだ...
竹久夢二 「砂がき」
...あなたの行いを敗るようなことは致しません...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...イェーナに普軍敗る(八)魯軍大敗の地...
土井晩翠 「天地有情」
...是等は單に北碑に依つて議論を立てた阮元(阮元は南方の碑にも注意しなかつた)の主張の確に敗るべき點であつて...
内藤湖南 「北派の書論」
...今度こそ失敗るな」といふ声がする...
原民喜 「火の踵」
...女名を敗るを畏(おそ)れついに口外せず...
南方熊楠 「十二支考」
...もし私が官吏になったら身を敗るのみです...
吉川英治 「三国志」
...呉は敗るるものではありません」張昭が中途で訊ねた...
吉川英治 「三国志」
...敗るるも次の勝ちを期しておればご苦慮にも及びません...
吉川英治 「三国志」
...しかもその戦いは敗るるにきまっており...
吉川英治 「三国志」
...たとえ敗るるまでも...
吉川英治 「新書太閤記」
...敗るるも自分の兵は...
吉川英治 「新書太閤記」
...もし光秀に敗るるほどなら...
吉川英治 「新書太閤記」
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