...敗るる者をして敗れしめよ...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...勝つ者はすくなく、敗るる者は多い...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...「裸(らてい)淫佚(いんしつ)で、徳を失い礼を蔑(ないがし)ろにし、度を敗るは、禽獣(きんじゅう)の行いである...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...余の事業の敗(やぶ)られしは敗るべからざる事業に余の着手せんがためなり(希伯来(ヘブル)書十二章第二十七節)...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...実はこれ敗るる事である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...重くて堅き大槍を其手にとりぬ(槍により 390手向ふ者をアテーネー奮然として打敗る)ヘーレー斯くて迅速に駿馬に鞭を打ちあてゝ驅れば天上もろ/\の門戞然と開かるゝ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...トロイアの他の軍勢は人馬とも紛々として他に敗る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...容易(たやす)くわれは敗るまじ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...絶えて敗るゝ事なきを...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...イェーナに普軍敗る(八)魯軍大敗の地...
土井晩翠 「天地有情」
...行うて敗るるもさらに意とする所なしというに止る...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...是等は單に北碑に依つて議論を立てた阮元(阮元は南方の碑にも注意しなかつた)の主張の確に敗るべき點であつて...
内藤湖南 「北派の書論」
...事の敗るることを万々承知の上で...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまりにこれを追うものと等しく敗る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...もし私が官吏になったら身を敗るのみです...
吉川英治 「三国志」
...「敗るるも勝つも...
吉川英治 「神州天馬侠」
...もし光秀に敗るるほどなら...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ここで敗るる程ならば...
吉川英治 「新書太閤記」
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