...敗るる者をして敗れしめよ...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...「裸(らてい)淫佚(いんしつ)で、徳を失い礼を蔑(ないがし)ろにし、度を敗るは、禽獣(きんじゅう)の行いである...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...愈々(いよいよ)敗るれば益々(ますます)奮闘努力を続行する我輩は何時(いつ)でも...
大隈重信 「青年の元気で奮闘する我輩の一日」
...『刀鋒を以て斬るは敗る...
種田山頭火 「行乞記」
...重くて堅き大槍を其手にとりぬ(槍により 390手向ふ者をアテーネー奮然として打敗る)ヘーレー斯くて迅速に駿馬に鞭を打ちあてゝ驅れば天上もろ/\の門戞然と開かるゝ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...先陣中に戰ひてトロイア軍勢打ち敗る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...トロイアの他の軍勢は人馬とも紛々として他に敗る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...中あるものは成るべきも他は半ばにて敗るべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...イェーナに普軍敗る(八)魯軍大敗の地...
土井晩翠 「天地有情」
...是等は單に北碑に依つて議論を立てた阮元(阮元は南方の碑にも注意しなかつた)の主張の確に敗るべき點であつて...
内藤湖南 「北派の書論」
...今度こそ失敗るな」といふ声がする...
原民喜 「火の踵」
...女名を敗るを畏(おそ)れついに口外せず...
南方熊楠 「十二支考」
...榎本子の兵敗る...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...かならず他日呉を打ち敗ることができましょう」「そうだ...
吉川英治 「三国志」
...敗るるも次の勝ちを期しておればご苦慮にも及びません...
吉川英治 「三国志」
...たとえ敗るるまでも...
吉川英治 「新書太閤記」
...敗るることは是非もございません...
吉川英治 「新書太閤記」
...いずれが敗るるか...
吉川英治 「親鸞」
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