...そうしてこの第二の経験もみごとに失敗した...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...失敗(しま)った...
海野十三 「電気看板の神経」
...戦争の勝敗は今も昔も...
大杉栄 「征服の事実」
...失敗する人はみんな眼の前の「ガラス」を見そこなって鼻柱を折る人である...
寺田寅彦 「柿の種」
...「失敗とか、成功とかいうことは、ただ仕事の成績だけ見て言うことじゃありませんよ、成功と信じても、ねっからツマらないこともあり、失敗だ、失敗だと言われることが、かえって大きな時代の推進力をつとめることもあるものだ、今のそのオーエンという人が、どういう失敗に終ったか知らないが、そういう勇気と実行力を持ち得る人は、尊敬すべきものだ、信ずることを、ドコまでもやってみようという勇気を私は取ります...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中谷宇吉郎 「雪」
...新體詩の出發以來あらゆる敗北のしつづけだつた...
萩原朔太郎 「悲しき決鬪」
...いつかの失敗を回想しながら片々の掌でそつと自分の後頭部を撫で降してゐた...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...だからこの作品は私という作家が一番正面きって日本の敗戦という事がらに対した作品だと言えるかも知れない...
三好十郎 「「廃墟」について」
...あまりにこれを追うものと等しく敗る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...哀れむべきすべての失敗はこの顛倒から来るのである...
柳宗悦 「工藝の道」
...ことごとく失敗に終るという結末は花咲爺(はなさかじじい)などと共通であった...
柳田国男 「海上の道」
...事実、父の失敗は、ぼくが炭焼男になったぐらいのことで救われそうなものなのではなかった...
山之口貘 「野宿」
...どうしてこんなに腐敗して行くのか...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...華陀は成敗したぞ...
吉川英治 「三国志」
...初めからおおうべからざる敗勢だった...
吉川英治 「私本太平記」
...――禁軍の連環馬軍(れんかんばぐん)をひきいて遠征し、敗れて、ついに梁山泊の賊寨(ぞくさい)に投じ、こんども敵中にいることは分っていた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...こう六人の者も敗残者の一組だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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