...それは人間の力では救いようのない因果だ」「――――」「南都の七堂伽藍(がらん)を焼き尽した平重衡(たいらのしげひら)の暴挙にも...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...救いようのない落伍者のタイプになりさがっていた...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...救いようのない絶望的な怒りが湧いた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...救いようのない屈辱感で彼自身を圧倒し...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...救いようのない後悔に身をさいなまれる思いをしました...
山本周五郎 「失蝶記」
...自分が死んでは登野村と仲沢家のあいだに救いようのない間違いがおこりそうに思えた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...救いようのない汚辱感のなかで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どうにも救いようのないルンペン的下手である...
夢野久作 「実さんの精神分析」
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