...「主よ汝の愛するもの病めり」の一書によりて正に救はれたと云ふのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...たった今出発した救援隊の到着するまで...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...到底倭文子さん達を救い出す余裕はなかったでしょう...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...今にきっと救って上げるから...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...如此ニシテ数十万生霊ノ死命ヲ救イ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...日曜だけは救世軍兵士として行軍することを条件にして...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...助けて下さいと救いを叫ぶこともできやしません」「うむ」駒井は...
中里介山 「大菩薩峠」
...「救世主」が養老院のために働いた金額は実に六千五百九十五ポンドと言われている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...長女は救い出されたがそのために今だに――十年近く――改良箱抜けは出来ないでいる...
長谷川伸 「奇術考案業」
...快走艇と艀を含む四隻の舟艇の乗員を救助し...
久生十蘭 「海難記」
...通る舟に救われます...
久生十蘭 「手紙」
...何しろ老婆だから救ひはない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...本船の位置を確報して救助船に無駄な動きをさせずに一刻も早く誘き寄せるのが大変な仕事なのだ...
牧逸馬 「運命のSOS」
...もし右二者共に能はずとならば号泣せよ煩悶せよ困頓(こんとん)せよ而して死に至らむのみ小生はかつて瀕死(ひんし)の境にあり肉体の煩悶困頓を免れざりしも右第二の工夫によりて精神の安静を得たりこれ小生の宗教的救済なりき知らず貴君の苦痛を救済し得るや否を敢て問ふ病間あらば乞(こ)ふ一考あれ (以下略)この親切なるかつ明鬯(めいちょう)平易なる手紙は甚だ余の心を獲(え)たものであつて...
正岡子規 「病牀六尺」
...救ってあげますよ...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...救いの神――と金吾は心に謝しながら...
吉川英治 「江戸三国志」
...救援にはせつけた...
吉川英治 「私本太平記」
...飽くまで救ってとらそうという御誓願を申したのじゃ...
吉川英治 「親鸞」
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