...実は救はれなかつたのです...
芥川龍之介 「河童」
...或は救世軍の太鼓の如く山田氏の公論を広告するに声を大にせる所以なり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...四十日を荒野に断食して過した時、彼は貧民救済と、地上王国の建設と、奇蹟的(きせきてき)能力の修得を以ていざなわれた...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...おッつけ救い得させむずと...
泉鏡花 「活人形」
...一面飢えたる文士を救い...
泉鏡花 「おばけずきのいわれ少々と処女作」
...非常のときに五種の救難信号を発するように設備せられていますが...
海野十三 「怪星ガン」
...第五斥候隊からの救難信号です...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...あなたをも救って上げます...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「あの顔」
...且つ倉庫を開いて天下の急を救へなど...
大町桂月 「宗吾靈堂」
...庄吉までが彼女を救い出すために泥(どろ)まみれになって働いてくれたのと比べると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...救済にはならない...
豊島与志雄 「非情の愛」
...永久に救われない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...俺には救ひやうがなかつたのだよ」「――」「それから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何とかして救いたいものだね」小山「どうかして助けたいと思うけれども当人が承諾してしまったから今更どうする事も出来ん」中川「困ったね」小山「困ったよ」と双方ともに同じような事を繰返すのみ...
村井弦斎 「食道楽」
...宗教家は救世の念願を果すために衆生に呼びかけました...
柳宗悦 「民藝四十年」
...救い出さぬとなにをされるかわからない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...経世救民のうえからも...
吉川英治 「親鸞」
...ただ専心に弥陀の救済のこころにすがるべきである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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