...何と言ふ俗悪さ加減!多忙我我を恋愛から救ふものは理性よりも寧ろ多忙である...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...救世主(すくひぬし)を見て...
ポオル・クロオデル Paul Claudel 上田敏訳 「頌歌」
...なにか救(すく)いの手を伸(の)べてくれるものは無いか...
海野十三 「俘囚」
...地下戦車を救いにかかった...
海野十三 「未来の地下戦車長」
...幾らか場面を救ったことは事実だけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「光ちゃん一人なの?」私は救いを求めるような声で...
谷崎潤一郎 「少年」
...アキリュウスの救を暗示す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...彼はその娘を救うために...
夏目漱石 「道草」
...ヘンデルの救世主(メシア)道楽とは...
野村胡堂 「胡堂百話」
...お静を救い出す外はない――お前はまず何処へ見当をつけたものだと思う」平次はさすがに突き詰めておりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...おかくはもうぐでりんの救けでも求めたいらしく...
牧野信一 「月あかり」
...むしろ僕なぞから早く突っぱなされればされるほど、早く救われる...
三好十郎 「好日」
...彼の作が常に救いの福音として読まれるように...
柳宗悦 「工藝の道」
...工藝においては美も救いも...
柳宗悦 「民藝四十年」
...兵燹(へいせん)から救われたことは...
吉川英治 「三国志」
...救っていただきたい...
吉川英治 「宮本武蔵」
...しかし救われんがために真理を獲(え)ようとするのではない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...その大慈悲心をもって心のままに衆生(しゅじょう)を救うのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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