...不完全なるが故に...
高木敏雄 「比較神話学」
...一切無常であるが故に...
竹内浩三 「愚の旗」
...故に和は当路者胸中に秘して...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...故に出生(しゅっしょう)せねば済世(さいせい)が出来ぬと申すもこの事なり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...故に教導性の概念が所謂普遍妥当性の古典的な云い表わし方に相当する一面を有つと云うならば...
戸坂潤 「科学方法論」
...認識論上マテリオ・イデアリストであるが故に存在理論の上に於ても亦...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...自由党は彼れが為に一種の迷室なり蓋し自由党の背後には一怪物の伊東巳代治男あり故に彼れは自由党と進退を倶にするに於て...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...故に日々交わっていて不愉快と思うものは甚(はなは)だ少く...
新渡戸稲造 「真の愛国心」
...何故にかくも昔から...
萩原朔太郎 「月の詩情」
...故に裁判官を秋官ともいう...
穂積陳重 「法窓夜話」
...それ故に存在と解釈とは唯抽象的に分つことが出来るばかりであります...
三木清 「消息一通」
...先づ無産者は世界に對して絶えず實踐的にはたらきかけるが故に...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...それ故に客體的なものでなく主體的なものの立場から...
三木清 「歴史哲學」
...故に首行の上(かみ)に空白を存じてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...此故に詩人は快樂を寫さむとするときはエピクウルと共に語り...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...作るものは用のためではないが故に...
柳宗悦 「工藝の道」
...然れども当座の参考のためにこれを要約して説明すれば、元来性慾もしくは恋愛なるものは、自己以外の異性に恋着する心理を指すものなれども、これをその本源に溯(さかのぼ)りて考察する時は、如何に没我的なる恋愛、もしくは性慾の発露なりと雖(いえど)も、畢竟(ひっきょう)するところ、自己の生ける霊肉の要求を愛惜し尊重する本能的主義的、もしくは利己的心理の表現に外ならず、故に、その性慾もしくは恋愛が、体質、性格及び境遇等に影響されて常住不断に飽く能(あた)わず……又は飽く方法を知らず……又は飽く事を知らざる(これと正反対なる性慾耄衰(ぼうすい)の場合にも略(ほぼ)同一の結果に達すれどもここには省略す)場合は、その欲求が極度に高潮尖鋭化し、深刻痛烈化し来る結果、遂(つい)に尋常の手段にては満足を得る能(あた)わず、窮極するところ遂(つい)に変態性慾の境界に脱線し去りて尚(なお)飽き足らず、更に窮極の極、その心理の本源に逆転し来りて、自己を恋着、愛惜する心理に陥り来るべきは必然の帰結なり...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...今日われわれは祖先のやつて來たことを讀みつつも何故にかういふものをくりかへさねばならぬかといふことをよく考へ...
吉川英治 「折々の記」
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