...故に餓虎供養や、左の頬をも差出すこと等は、この意味に於いて餓虎若しくは惡者に對する服從と云ふことが出來ない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...故に彼らは革命的でなく...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...故に大(だいれい)門に入りて晋景(しんけい)歿(ぼっ)し...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...故に絶対に固い物体なるものはあり得ない...
戸坂潤 「エマヌエル・カント『自然哲学原理』解説」
...故に彼れの入閣は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それ故にこの貴族主義者は...
豊島与志雄 「文学精神は言う」
...性急の故に我々は歸ることができない...
フランツ・カフカ 中島敦訳 「罪・苦痛・希望・及び眞實の道についての考察」
...可動的グラヒカル・リプレゼンテーションは可動的である故に名附け難いので...
中原中也 「音楽と世態」
...故に標題の示す如く...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...故に同じ恋愛等を題材としても...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...女子なるが故にとて特に之を厳にするは...
福沢諭吉 「女大学評論」
...故に八十六のこの歳になっても少しも手が顫わなく...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...処世訓と曰ったもの前にも陳(の)べた通り私は体が至って健康な故に...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...故に広く人物の分布をかんがえ...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...まさに我々の経験の一契機である故に...
三木清 「哲学入門」
...作るものは用のためではないが故に...
柳宗悦 「工藝の道」
...一日に千把の稲を扱く故にこの名があった...
柳田国男 「木綿以前の事」
...故に、これは敵側にとっては、予想外なものとなって、その作戦を狂わすに到るであろうと説明した...
吉川英治 「三国志」
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