...一日たりとも疎(おろそ)かに放念していたことはありませんが...
上村松園 「あゝ二十年」
...なにとぞ御放念下さい...
太宰治 「風の便り」
...その点は、御放念下さい...
太宰治 「恥」
...一心、生死を放念し、雑念を去る時、即ち、生を離れ、死を離れるの時じゃ...
直木三十五 「南国太平記」
...その後こちらで何とか打開の途がつきさうになつたからあの件は放念してくれ給へ...
原民喜 「書簡」
...多賀ちゃんの病気いろいろでつい御放念だったものだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...正に御放念です、それは私の一つの大きい仕合わせですね、よくそう思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...御放念だったでしょうか...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...晋帥病懶依然御放念可被下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...御放念可被下候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...ウィスキーのことにつきましては「どうぞ御放念下さいますように」との...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...御放念相成度万一御希望なれば...
山下利三郎 「誘拐者」
...将軍家にもどうか御放念願いたいものです」そばではらはらしていた義通は...
吉川英治 「江戸三国志」
...いいかげんに放念していたのである...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...竹童はもうそれを放念(ほうねん)したごとく...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ご放念、ご放念...
吉川英治 「源頼朝」
...これも放念を願う...
和辻哲郎 「鎖国」
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