...彼はどこへ行くにも放埓な人だ...
...放埓な行動が過ぎた結果、彼は辞職することになった...
...彼は放埓な物言いで周りを困惑させていた...
...放埓な生き方をして人生を楽しむこともできるが、それにはリスクもある...
...放埓な性格を持つ人と付き合うのは大変だ...
...その放埓の生活の中に...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...をんなたちの放埓(はうらつ)はこの右の手のかがみにうつり...
大手拓次 「藍色の蟇」
...ねばねばしたまぼろしとつめたくひかる放埓とが...
大手拓次 「藍色の蟇」
...その同僚弁護士の風采が放埓なというほどではないにしても無頓著でじだらくなのを差引すれば...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...正彦は相当な財産があるにまかせて放埓になり...
豊島与志雄 「鳶と柿と鶏」
...そんな気持だから生活が放埓になるのだと云わるれば...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...家(いへ)に在(あ)つては孫(まご)の守(もり)をしたりしてどうしても獨(ひとり)離(はな)れた樣(やう)に成(な)つて居(ゐ)る各自(てんで)が暢氣(のんき)にさうして放埓(はうらつ)なことを云(い)ひ合(あ)うて騷(さわ)ぐので念佛寮(ねんぶつれう)は只(たゞ)愉快(ゆくわい)な場所(ばしよ)であつた...
長塚節 「土」
...しかし、それはよい方のことばかりいつたので、奴氣質とはなにかと、字典を開くと、放埓、無頼の氣質、折助根性(をりすけこんじよう)とある...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...急に放埓になった自分の現在の生活を考えてみると...
林芙美子 「帯広まで」
...ラスチニャックは放埓極まる生活をしていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...さんざんな放埓をするのです...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...なんでも切りだせと放埓な命令を下したので...
久生十蘭 「海難記」
...どんな放埓(ほうらつ)な生活が送られていたかわかります...
久生十蘭 「キャラコさん」
...放埓無残な生活を送っていた...
久生十蘭 「湖畔」
...放埓な惡黨だと思ふでせう――ねえ?」「本當に...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
......
森川義信 「虚しい街」
...その数は我々人間の放埓や無分別などがもたらすものにくらべて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...放埓(ほうらつ)の存分をやったあげく...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
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