...彼はどこへ行くにも放埓な人だ...
...放埓な行動が過ぎた結果、彼は辞職することになった...
...彼は放埓な物言いで周りを困惑させていた...
...放埓な生き方をして人生を楽しむこともできるが、それにはリスクもある...
...放埓な性格を持つ人と付き合うのは大変だ...
...その放埓に欺かれた同志の疑惑をも解かなければならなかった...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...その放埓の生活の中に...
芥川龍之介 「或日の大石内蔵助」
...今年の始に新井田氏の後妻として買い上げられたのだという事実は渡瀬の心をよけい放埓(ほうらつ)にした...
有島武郎 「星座」
...ねばねばしたまぼろしとつめたくひかる放埓とが...
大手拓次 「藍色の蟇」
...と彼はいう――ときに三十四歳だった――そして彼は「その若さを放埓と...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そして特許権というわたしの御祝儀を罵った下郎や放埓者たちは...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...そりゃこそ頬邊(ほっぺた)へ放埓(みだら)な血(ち)めが上(のぼ)るわ...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...放埓者(ほうらつもの)のような恰好をしていた...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...ただ彼らの仕事と安静とを邪魔する放埓(ほうらつ)にたいしてだけ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そんな気持だから生活が放埓になるのだと云わるれば...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...放埓な認識とである...
豊島与志雄 「別れの辞」
...しかし、それはよい方のことばかりいつたので、奴氣質とはなにかと、字典を開くと、放埓、無頼の氣質、折助根性(をりすけこんじよう)とある...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...家族達の混乱と放埓はその後も益々紊乱状態をひどくして...
三好十郎 「俳優への手紙」
......
森川義信 「虚しい街」
...他人の放埓よりもわたしの放埓の方をより厳しく責め立てるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただ僅かに放埓を調整し他の不徳がそこにまじるのを妨げるだけなのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...我々の放埓(ほうらつ)に少しの類似も持たないというほど...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼の息子が放埓な堕落僧となったりして...
吉川英治 「小説のタネ」
便利!手書き漢字入力検索