...彼はどこへ行くにも放埓な人だ...
...放埓な行動が過ぎた結果、彼は辞職することになった...
...彼は放埓な物言いで周りを困惑させていた...
...放埓な生き方をして人生を楽しむこともできるが、それにはリスクもある...
...放埓な性格を持つ人と付き合うのは大変だ...
...今年の始に新井田氏の後妻として買い上げられたのだという事実は渡瀬の心をよけい放埓(ほうらつ)にした...
有島武郎 「星座」
...そして特許権というわたしの御祝儀を罵った下郎や放埓者たちは...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...放埓(ほうらつ)な祭礼...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そんな気持だから生活が放埓になるのだと云わるれば...
豊島与志雄 「不肖の兄」
...放埓な夢想に耽りだしたところから悪運がはじまった...
久生十蘭 「海難記」
...なんでも切りだせと放埓な命令を下したので...
久生十蘭 「海難記」
...所で私はその男を或る若い道樂者の子爵として見知つてゐたのです――馬鹿な上に放埓(はうらつ)な男で...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...家族達の混乱と放埓はその後も益々紊乱状態をひどくして...
三好十郎 「俳優への手紙」
...或るときは我々人間につきものの放埓(ほうらつ)な欲望や不完全がもたらす内部の困難と戦おうと望む...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(a)わたしがはまりこんでいる放埓は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...結局放埓に対して大した抵抗もせず...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ただ僅かに放埓を調整し他の不徳がそこにまじるのを妨げるだけなのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...父の放埓な意志はその子どもたちに影響するからである」と...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それに引きこまれて放埓奔放にまでは及ぶことはあったが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...他の犬共はスピッツ時代の末期に放埓になつていたのだから...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...放埓(ほうらつ)な日を送って育った...
吉川英治 「三国志」
...わがままや放埓(ほうらつ)ができなくとも...
吉川英治 「三国志」
...彼の息子が放埓な堕落僧となったりして...
吉川英治 「小説のタネ」
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