...併し住宅建築は直接に國民生活と緊密の關係を有する實際的設備として藝術家乃至好事者の意匠にのみ放任する譯に行かない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...政府全く宗教を放任するときは種々の宗教国内に蔓延し...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...二つを放任することにした...
谷譲次 「踊る地平線」
...どうにも仕方がないから放任する...
種田山頭火 「其中日記」
...かれはその意の動くがままに放任するときにはもって文明の運動をなすあたわず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...自由にその運動を放任するときは...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...研究や調査を自由に放任する時代はすでにすぎて...
中井正一 「調査機関」
...誤解を誤解として放任するのみか...
中里介山 「大菩薩峠」
...成行の儘(まゝ)に放任するが好いと...
森鴎外 「大塩平八郎」
...従つて自分は台所を女中にのみ放任する主婦を憎らしく思ふ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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