...放って置くとぼやッとしている自分を...
高見順 「如何なる星の下に」
...放って置くと云う訳には行くまい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...好加減(いいかげん)にして放って置く...
夏目漱石 「それから」
...それが曝露(ばくろ)したので、本人は無論解雇しなければならないが、ある事情からして、放って置くと、支店長にまで多少の煩(わずらい)が及んで来そうだったから、其所で自分が責(せめ)を引いて辞職を申し出た...
夏目漱石 「それから」
...当分放って置くが可(い)い...
夏目漱石 「それから」
...怒らないで放って置くべきものだと...
夏目漱石 「それから」
...宅(うち)の方の所置をそのままにして放って置く事に極めた...
夏目漱石 「それから」
...蓋をしたなりに放って置く浅い井戸の...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...其の儘放って置くと...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...そうなると左衛門の長次も放って置くわけに行きません...
野村胡堂 「新奇談クラブ」
...放って置くという術はないな...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あの中にお前がねらっている斑組の首領なんかいるものか」「?」「放って置くがいい...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「八、放って置くと、又何が始まるかわからない、お前が口をきいて、お組師匠を隣の部屋まで通して貰うがいい」平次は見兼ねて仲裁案を出しました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのまま放って置くくらいなら...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...あのままに放って置く気はない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今度は答えないで放って置く)未納...
森本薫 「華々しき一族」
...他人事の様に放って置くからよ」と言うのを大吉の傍の半次が...
山中貞雄 「中村仲蔵」
...夏侯淵としても放って置くこともならず...
吉川英治 「三国志」
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