...気を取直して改めて...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...改めて笑声が、まわりから起った...
海野十三 「火星探険」
...ここで改めて田鶴子さんを観察する必要があります」「田川は...
海野十三 「千早館の迷路」
...改めて古川医師に師匠の容態を承ると...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...また改めて光子さんの方調べさした...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...」(本居宣長(もとおりのりなが)『玉かつま』)この初めの「古(いにしえ)を考うる事」というのを「物理学上のいかなる問題にても」と改めて...
寺田寅彦 「人の言葉――自分の言葉」
...私が改めて申上げるまでもなく...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...改めて三宅氏は南竜軒に向い...
中里介山 「大菩薩峠」
...黙っている彼を見た上で夫人は言葉を改めた...
夏目漱石 「明暗」
...五「最初に見付けたのは?」平次は改めて四方(あたり)を見廻しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...安政六年暮から改めて白石の店に腰を据えた国臣は...
服部之総 「志士と経済」
...少なくとも何年かのあいだは前のしくみを全然改めることができないだろう...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「流刑地で」
...笠のふちに手をかけて、改めて見返し、恥らうような身内のほてりを覚えた...
本庄陸男 「石狩川」
...章の中央部が長文に亙って書き改められたこと...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...わかっているだけ其を改めて云われる悲しさのようなものがあって涙ぐんだ状態でいると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこで改めて訊くが...
山本周五郎 「新潮記」
...そのおれが改めて云う...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...では妻恋の私の家へ」「日を改めて訪ねましょう」「必ずね...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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