...自分を支えきれないように寂しさに打たれた...
徳田秋声 「仮装人物」
...そして年々煩わしさの増して行く生活につれていろいろに分裂している自分の心持を支えきれないような気がしていた...
徳田秋声 「黴」
...千丈の堤も支えきれない大洪水の如き勢いを呈するだろう...
豊島与志雄 「砂漠の情熱」
...この枝は細すぎて自分の体重を支えきれないとか...
北條民雄 「いのちの初夜」
...それは彼女の手ではとうてい男一人を支えきれないためであった...
室生犀星 「花桐」
...たくさんの出来事が我々の力に支えきれない程のしかかるときに我々を石のようにしてしまうところの...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...長くは支えきれない」と...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索