...經驗を内化するが故に外化する祕義を攫んでゐる人でなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...菊池君は矢張、唯一人自分の世界に居て、胡坐(あぐら)をかいた膝頭を、兩手で攫んで、凝然(ぢつ)として居る人だ...
石川啄木 「菊池君」
...百円ばかり攫徒(すり)に掏(や)られたです...
泉鏡花 「婦系図」
...その時あなたは叉棒を攫(つか)んでそっと行って御覧なさい」わたしはそのいわゆる土竜というものがどんなものか...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...さきを握られてゐる自分の袂を兩手で攫(つか)んで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...彼(かれ)は枕(まくら)に強攫(しが)み着(つ)き...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...われとはなしに手に攫み投げし汚物の數々に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...うつちやつて心持のいゝ筈はねえからまあ一つは容子見に來なくても居られねえんでせうね」「然し錢を攫つて行く處は酷い奴ぢやないかな」「それがね旦那...
長塚節 「おふさ」
...其辷つた時には薊でも芒でも攫んで躰を支へねばならぬ...
長塚節 「佐渡が島」
...彼(かれ)はそれから大籠(おほかご)の落葉(おちば)を攫(つか)み出(だ)して茶釜(ちやがま)の下(した)に突込(つゝこ)んだ...
長塚節 「土」
...聳然(すつくり)と空(そら)に奔騰(ほんたう)しようとする焔(ほのほ)を横(よこ)に壓(お)しつけ/\疾風(しつぷう)は遂(つひ)に塊(かたまり)の如(ごと)き火(ひ)の子(こ)を攫(つか)んで投(な)げた...
長塚節 「土」
...「蓮の葉に蜘蛛下(くだ)りけり香を焚(た)く」と吟じながら女一度に数弁(すうべん)を攫(つか)んで香炉の裏(うち)になげ込む...
夏目漱石 「一夜」
...起つ波に身を攫(さらわ)るる憂(うれい)はない...
夏目漱石 「虞美人草」
...それをむざむざと横合いから攫われたと思うと...
久生十蘭 「金狼」
...己は蛇の尾をしっかり攫(つか)んで...
森鴎外 「蛇」
...山木混凝土(コンクリート)氏の玄関前から掻(か)っ攫(さら)った一件だ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...玄武や朱雀(すじゃく)の繁華な巷(ちまた)でも行われる「稚子攫(ちごさら)い」のうわさである...
吉川英治 「親鸞」
...激流に攫(さら)われかける者もある...
吉川英治 「源頼朝」
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