...私の心は擾(か)き乱された...
エマ・ゴオルドマン 伊藤野枝訳 「子供の保護」
...あるあわたゞしい騒擾(さうぜう)の音がしてゐるのに気が附いた...
相馬泰三 「夢」
...大伝記家の出づる誠に百載にしてしかも一人ならんのみとせば彼(か)の擾々たるものも且(しば)らく以て秋夜の一興に値するものとせんか...
津田左右吉 「史論の流行」
...延(ひ)いて支那(シナ)辺海を擾(みだ)したるよ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...曩に高知政友會支部に紛擾あるや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...痛快な響とも光ともつかない擾乱が...
豊島与志雄 「悪夢」
...街路の中には、騒擾、暴動、遊楽、葬式、などがあった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...紛擾(ふんじょう)が起きている」川北が...
直木三十五 「南国太平記」
...あの部屋には騒擾がなくてはならないのだらう...
原民喜 「災厄の日」
...争うことは内輪の紛擾(ふんじょう)を外部に発表する愚を招くだけでしかない...
久生十蘭 「鈴木主水」
...水沫を擾して、その刻薄をはるかに伝へよう...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...彼の擾然たる街に還らう...
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...第二夜の騒擾(そうじょう)は昨夜に輪をかけたものだった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...一切の騒擾からとおいところまで逃れて来て...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...江戸の騒擾(そうじょう)は名状すべからざるものがあった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...炎(ほのお)の辻(つじ)一叡山(えいざん)の騒擾(そうじょう)はその後もつづいていた...
吉川英治 「親鸞」
...もし紛擾を起して町の秩序を破ると...
和辻哲郎 「鎖国」
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