...火事場の騒擾(そうじょう)が手に取る様に聞えて来た...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...正造もまた騒擾の中にあって叱怒号し田中鎮台の名を轟かしたが...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...ようやく紛擾の声を大ならしめたのは...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...その後の紛擾(ごたごた)などを話して蒼(あお)くなっていた...
徳田秋声 「黴」
...黒竜江(こくりゅうこう)の両岸を擾(みだ)し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...曩に高知政友会支部に紛擾あるや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...偉大なる騒擾者(そうじょうしゃ)...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...肉体的の苦悩にとらえられた筋肉と感覚との擾乱(じょうらん)は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...騒擾(そうじょう)と沈滞との淵(ふち)である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジャックリー(訳者注 十四世紀ピカルディーにおける賤民の大暴動)と昔名づけられたような恐るべき騒擾(そうじょう)が起こってくる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...騒擾(そうじょう)を押さえつけてしまったかと思われた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わしの身辺には、紛擾、ますます頻出(ひんしゅつ)して――」斉彬は、そこまで云って、黙ってしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...これが嘗て陳楚二国を擾がした妖姫とは...
中島敦 「妖氛録」
...特に怖れられたのは総ての3元素に擾乱のある熱病であり...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...騒擾(そうじょう)の分水嶺となるべき工部局の特別納税会議が市政会館で開かれた...
横光利一 「上海」
...かくも迅速になされたる現在のこの擾亂は...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...だから彼らはこの町の中では紛擾を起さないのである...
和辻哲郎 「鎖国」
...宣教師の到る処擾乱と破壊ありということを理由とした...
和辻哲郎 「鎖国」
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