...独り其角が妙に擽(くすぐ)つたい顔をしてゐたのは...
芥川龍之介 「枯野抄」
...胸の皮膚は擽(くすぐ)られ...
有島武郎 「クララの出家」
...今日こそはおぬいさん一人だぞという意識がすぐいたずららしい微笑となって彼の頬を擽(くすぐ)った...
有島武郎 「星座」
...腹の虫が喉まで出て来て擽(くすぐ)る様で...
石川啄木 「菊池君」
...風説(うわさ)に因ると擽(くすぐ)ったいとね...
泉鏡花 「歌行燈」
...多分私も擽ったかろうと思う...
泉鏡花 「歌行燈」
...底の方の擽(くすぐ)ったさに...
泉鏡花 「婦系図」
...「開国始末」で冤(えん)を雪(そそ)がれた井伊直弼(いいなおすけ)の亡霊がお礼心に沼南夫人の孤閨(こけい)の無聊(ぶりょう)を慰めに夜な夜な通うというような擽(くす)ぐったい記事が載っていた...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...百合子は擽ったくて居たたまれず早々逃げ出して...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...穢らわしい擽ったい感触である...
豊島与志雄 「春」
...痒さと擽ったさとどちらが我慢しやすいかとなると...
豊島与志雄 「文学以前」
...草の葉や笹の葉を呑みこんで自ら胃袋を擽ぐり...
豊島与志雄 「山吹の花」
...擽ぐつたいんですかねえ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...擽るような笑い声が聞えて来た...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...擽られるやうな快感を覚へた...
牧野信一 「妄想患者」
...堀は亀の足の脇の下を擽(くすぐ)ると...
室生犀星 「幼年時代」
...お互いに擽(くす)ぐったりつねったりして...
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」
...相互に擽(くすぐ)ッたい感情が挑(いど)み合っているのらしい...
吉川英治 「新書太閤記」
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