例文・使い方一覧でみる「擽」の意味


スポンサーリンク

...ふと葉子は(くす)むるようなものを耳の所に感じた...   ふと葉子は擽むるようなものを耳の所に感じたの読み方
有島武郎 「或る女」

...「これや少し(くすぐ)ったいな...   「これや少し擽ったいなの読み方
魯迅 井上紅梅訳 「幸福な家庭」

...(くすぐ)つたさうな顔をした...   擽つたさうな顔をしたの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...(くす)ぐったくもあった...   擽ぐったくもあったの読み方
徳田秋声 「仮装人物」

...左の男が貞子の腋の下をるような恰好をした...   左の男が貞子の腋の下を擽るような恰好をしたの読み方
外村繁 「澪標」

...初めは少しったく...   初めは少し擽ったくの読み方
豊島与志雄 「無法者」

...皮肉に(くす)ぐったくした...   皮肉に擽ぐったくしたの読み方
夏目漱石 「明暗」

...少し(くす)ぐつ度い表情です...   少し擽ぐつ度い表情ですの読み方
野村胡堂 「錢形平次捕物控」

...八五郎は(くすぐ)ったく囁きます...   八五郎は擽ったく囁きますの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...自分に自分がられた気がして思はず退儀な苦笑を洩した...   自分に自分が擽られた気がして思はず退儀な苦笑を洩したの読み方
牧野信一 「蝉」

...自分は親からでもつたい...   自分は親からでも擽つたいの読み方
牧野信一 「冬の風鈴」

...あとからあとから(くすぐ)ったく身体全体を揺ってきた...   あとからあとから擽ったく身体全体を揺ってきたの読み方
正岡容 「小説 圓朝」

...私にはったく思われることが多い...   私には擽ったく思われることが多いの読み方
正宗白鳥 「軽井沢にて」

...堀は亀の足の脇の下を(くすぐ)ると...   堀は亀の足の脇の下を擽るとの読み方
室生犀星 「幼年時代」

...「あらいやあ――ったい」かよが嬌声(きょうせい)をあげた...   「あらいやあ――擽ったい」かよが嬌声をあげたの読み方
山本周五郎 「風流太平記」

...「どうしたんだ、もう済まして来たのか」「そんなこといいじゃないの、それより、ねえエこのひとウ」「おう変な声を出すな、そしてそんなに側へ寄っちゃあいけねえ、もっとそっちへいってくれ」「いいじゃないの、なにさこのひと」ゆう娘は、弥六にしがみついた、「あんたお染さんが怖いんでしょ、知ってるわよ、いくじなし、男のくせにあんなおばあちゃんの尻に敷かれて、浮気もできないなんて恥かしくないの、このひと」「うう、放してくれ、頼む、こ、この手」弥六はもがいた、「頼むから放してくれ、もしあいつが帰って来てみつかったら」「とり殺されるってんでしょ、いいじゃないのさア、とり殺されたらされたで、あんな人と別れて、あたしと御夫婦になりましょうよ」「ひとのことだと思ってよせやい、おらあまだ死にたかあねえ、頼むから勘弁してくれ」「大丈夫だったら、あの人は朝までは帰って来やしないわよ、ねえン、そんなに薄情にしないでぎゅっと抱いてようン、あの人どんなだか知らないけど、あたしのは万人に一人の別誂(べつあつ)らえよ、さあおとなしくして、これをこう、ねえン」「ひひひ、よしてくれ、ふふふ、ぐってえ、へへへへ、待ってくれ」身もだえをして、絡み合っているところへ、その二人の眼前へ、なんと、当のお染ゆう女がおどろおどろと現われた...   「どうしたんだ、もう済まして来たのか」「そんなこといいじゃないの、それより、ねえエこのひとウ」「おう変な声を出すな、そしてそんなに側へ寄っちゃあいけねえ、もっとそっちへいってくれ」「いいじゃないの、なにさこのひと」ゆう娘は、弥六にしがみついた、「あんたお染さんが怖いんでしょ、知ってるわよ、いくじなし、男のくせにあんなおばあちゃんの尻に敷かれて、浮気もできないなんて恥かしくないの、このひと」「うう、放してくれ、頼む、こ、この手」弥六はもがいた、「頼むから放してくれ、もしあいつが帰って来てみつかったら」「とり殺されるってんでしょ、いいじゃないのさア、とり殺されたらされたで、あんな人と別れて、あたしと御夫婦になりましょうよ」「ひとのことだと思ってよせやい、おらあまだ死にたかあねえ、頼むから勘弁してくれ」「大丈夫だったら、あの人は朝までは帰って来やしないわよ、ねえン、そんなに薄情にしないでぎゅっと抱いてようン、あの人どんなだか知らないけど、あたしのは万人に一人の別誂らえよ、さあおとなしくして、これをこう、ねえン」「ひひひ、よしてくれ、ふふふ、擽ぐってえ、へへへへ、待ってくれ」身もだえをして、絡み合っているところへ、その二人の眼前へ、なんと、当のお染ゆう女がおどろおどろと現われたの読み方
山本周五郎 「ゆうれい貸屋」

...かりそめ事にしてもつたい事で...   かりそめ事にしても擽つたい事での読み方
吉川英治 「折々の記」

...もう務(つと)めをすませたのだなと思う! 背中の真中(まんなか)が(くすぐ)ったいような気持で...   もう務めをすませたのだなと思う! 背中の真中が擽ったいような気持での読み方
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」

「擽」の読みかた

「擽」の書き方・書き順

いろんなフォントで「擽」

「擽」の英語の意味


ランダム例文:
燐鉱石   エコノミカル   ブザー  

チーズローリングと世界一硬いチーズ

便利!手書き漢字入力検索

👨話題の人々👩
「推し」を登録

時事ニュース漢字 📺
最悪期   停戦合意   門外不出  

スポンサーリンク

トップへ戻る