例文・使い方一覧でみる「擱」の意味


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...さらば予は筆を(お)いて...   さらば予は筆を擱いての読み方
芥川龍之介 「開化の殺人」

...時歳末に際して予期の如く事件を発展せしむる能はず茲(ここ)に一先づ筆するに到れるは作者の多少遺憾とする所なり...   時歳末に際して予期の如く事件を発展せしむる能はず茲に一先づ擱筆するに到れるは作者の多少遺憾とする所なりの読み方
石川啄木 「鳥影」

...警戒々々……そんな時には医者の言葉を守ってすぐに筆を(お)く...   警戒々々……そんな時には医者の言葉を守ってすぐに筆を擱くの読み方
上村松園 「健康と仕事」

...ここで筆(かくひつ)する...   ここで擱筆するの読み方
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」

...之(これ)で筆(ふで)を(お)く...   之で筆を擱くの読み方
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」

...静かに筆を(お)いてそれに両手をかざした...   静かに筆を擱いてそれに両手をかざしたの読み方
相馬泰三 「田舎医師の子」

...ここまで書いて静かに筆を(お)いた...   ここまで書いて静かに筆を擱いたの読み方
太宰治 「ろまん燈籠」

...まずこのへんで筆(かくひつ)して余は他の機会に譲ることとする...   まずこのへんで擱筆して余は他の機会に譲ることとするの読み方
寺田寅彦 「科学と文学」

...少くも内妨の害だけは無かつた事をこゝに保證して筆をく...   少くも内妨の害だけは無かつた事をこゝに保證して筆を擱くの読み方
土井晩翠 「隨筆 藪柑子」

...英一と照子との思ひ出は盡きない、もつと委しくかき度いと思つて居たが、これで筆をく...   英一と照子との思ひ出は盡きない、もつと委しくかき度いと思つて居たが、これで筆を擱くの読み方
土井八枝 「隨筆 藪柑子」

...列伝(れつでん)第七十太史公(たいしこう)自序の最後の筆を(お)いたとき...   列伝第七十太史公自序の最後の筆を擱いたときの読み方
中島敦 「李陵」

...これに関する一挿話を掲げて筆する...   これに関する一挿話を掲げて擱筆するの読み方
中山太郎 「獅子舞雑考」

...直ちに筆を(お)き机を離れ...   直ちに筆を擱き机を離れの読み方
穂積重遠 「法窓夜話」

...その他遺憾の節も多いが今は仮りに筆する...   その他遺憾の節も多いが今は仮りに擱筆するの読み方
三好達治 「万葉集の恋歌に就て」

...筆(かくひつ)させた...   擱筆させたの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...筆を下に(お)かなかった...   筆を下に擱かなかったの読み方
吉川英治 「親鸞」

...お杉はいつか筆を(お)いてしまって...   お杉はいつか筆を擱いてしまっての読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

...執りかけた筆を(お)いて...   執りかけた筆を擱いての読み方
吉川英治 「夕顔の門」

「擱」の読みかた

「擱」の書き方・書き順

いろんなフォントで「擱」

「擱なんとか」といえば?  


ランダム例文:
都上り   ニレ科   陪塚  

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