...焦躁する自我は眼を瞋らし肩を聳かして醜き知識を擯出する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...豫め彼自身の燃ゆるが如き心臟によつて端的に擯斥されたものである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...自分は全心の憎惡を以つて之を擯斥する...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...その子は私生児として生涯隣保の擯斥(ひんせき)を受けねばならぬ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...なにゆえ外道は擯斥すべきやを知らず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...今の様な擯斥すべき気風がありましたが...
井上準之助 「最近欧米に於ける財政経済事情」
...もしわれらの如き文学者にしてかくの如き事を口にせば文壇は挙(こぞ)って気障(きざ)な宗匠(そうしょう)か何ぞのように手厳(てひど)く擯斥(ひんせき)するにちがいない...
永井荷風 「日和下駄」
...即ちいやヨおよしなさいヨと云うの意にして初めより擯斥(ひんせき)して顧みざるの意に非ざるが如し...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...官吏は佞弁(ねいべん)邪智に富むものにあらざれば立身せず故に余擯斥(ひんせき)して途上に逢う事あるも顔を外向け言語を交えざる事既に十年を越ゆ...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...父兄より擯斥せられてゐたが故に...
永井荷風 「来訪者」
...尚この一念義を主張したから法然は幸西を我が弟子に非(あら)ずとして擯出(ひんしゅつ)した...
中里介山 「法然行伝」
...文壇的人非人(にんぴにん)として擯斥(ひんせき)された...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...だらだらしたものが擯斥(ひんせき)される...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...あるいはこの諸件を擯斥(ひんせき)するに非ず...
福沢諭吉 「学者安心論」
...これを擯斥(ひんせき)して近づけざるのみか...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...俳句の古調を擬する者あれば「古し」「焼直しなり」などとて宗匠輩(はい)は擯斥(ひんせき)すめり...
正岡子規 「俳諧大要」
...コレバルーとは野干年老い痩(や)せ衰えてその群より擯出され自ら餌を捉うる能わず...
南方熊楠 「十二支考」
...一汎(いっぱん)に魔法家と擯斥(ひんせき)されて陋巷に窮死した...
南方熊楠 「十二支考」
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