例文・使い方一覧でみる「擯」の意味


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...さうして彼はこの斥を裝ふに「多數との不一致」を以つてするのである...   さうして彼はこの擯斥を裝ふに「多數との不一致」を以つてするのであるの読み方
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」

...斥等の表情は見受けないような気がする...   擯斥等の表情は見受けないような気がするの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」

...名誉の絶頂から斥(ひんせき)の谷底に追い落され...   名誉の絶頂から擯斥の谷底に追い落されの読み方
江戸川乱歩 「一枚の切符」

...取るにも足らぬヤクザ者として町内でも斥(ひんせき)されたものでありました...   取るにも足らぬヤクザ者として町内でも擯斥されたものでありましたの読み方
高村光雲 「幕末維新懐古談」

...レーンが此処を訳したために斥(ひんせき)されたのは一往当然なことである...   レーンが此処を訳したために擯斥されたのは一往当然なことであるの読み方
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」

...斥(ひんせき)すべき醜悪なる一面と賛嘆すべき荘厳なる一面とが存する...   擯斥すべき醜悪なる一面と賛嘆すべき荘厳なる一面とが存するの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...マレンゴーの剣は斥(ひんせき)すべきもので...   マレンゴーの剣は擯斥すべきものでの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...即ちいやヨおよしなさいヨと云うの意にして初めより斥(ひんせき)して顧みざるの意に非ざるが如し...   即ちいやヨおよしなさいヨと云うの意にして初めより擯斥して顧みざるの意に非ざるが如しの読み方
永井荷風 「偏奇館漫録」

...父兄より斥せられてゐたが故に...   父兄より擯斥せられてゐたが故にの読み方
永井荷風 「来訪者」

...尚この一念義を主張したから法然は幸西を我が弟子に非(あら)ずとして出(ひんしゅつ)した...   尚この一念義を主張したから法然は幸西を我が弟子に非ずとして擯出したの読み方
中里介山 「法然行伝」

...文壇的人非人(にんぴにん)として斥(ひんせき)された...   文壇的人非人として擯斥されたの読み方
萩原朔太郎 「詩の原理」

...長官に対して不従順全体今度の亜米利加(アメリカ)行(こう)に就(つい)て斯(か)く私が斥(ひんせき)されたと云うのは...   長官に対して不従順全体今度の亜米利加行に就て斯く私が擯斥されたと云うのはの読み方
福澤諭吉 「福翁自伝」

...清(しん)の康煕(こうき)帝が明(みん)末の遺臣(いしん)を斥(ひんせき)し...   清の康煕帝が明末の遺臣を擯斥しの読み方
福沢諭吉 「瘠我慢の説」

...俳句の古調を擬する者あれば「古し」「焼直しなり」などとて宗匠輩(はい)は斥(ひんせき)すめり...   俳句の古調を擬する者あれば「古し」「焼直しなり」などとて宗匠輩は擯斥すめりの読み方
正岡子規 「俳諧大要」

...然う云ふものの教育する所が彼等に喜ばれなく却て斥せらるヽに至るのは寧ろ當然である...   然う云ふものの教育する所が彼等に喜ばれなく却て擯斥せらるヽに至るのは寧ろ當然であるの読み方
松本文三郎 「印度の聖人」

...コレバルーとは野干年老い痩(や)せ衰えてその群より出され自ら餌を捉うる能わず...   コレバルーとは野干年老い痩せ衰えてその群より擯出され自ら餌を捉うる能わずの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...一汎(いっぱん)に魔法家と斥(ひんせき)されて陋巷に窮死した...   一汎に魔法家と擯斥されて陋巷に窮死したの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...のみならずこの種の地方語はいわゆる田舎言葉としておいおい斥(ひんせき)せらるるようになった...   のみならずこの種の地方語はいわゆる田舎言葉としておいおい擯斥せらるるようになったの読み方
柳田國男 「地名の研究」

「擯」の読みかた

「擯」の書き方・書き順

いろんなフォントで「擯」

「擯」の英語の意味


ランダム例文:
桑原   瓶詰め   藺笠  

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