...推するにその打扮(いでたち)は軍隊の號衣(ウニフオルメ)に擬したるものならん...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...「火の玉」少尉に擬(ぎ)したピストルをひっこめようとはしない...
海野十三 「空中漂流一週間」
...ちょっと筋がちがうと――擬人法で言えば...
高見順 「いやな感じ」
...ぎゅうぎゅうだの不愉快な擬音(ぎおん)ばかり多くて...
太宰治 「正義と微笑」
...夫は実に或る一定の支配者政治にひそかに秋波を送るための擬装に他ならなかった...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...藩閥の爲めに謀叛を以て擬せらるゝに及び...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...近衞公も亦曾て松方内閣より文部大臣を擬せられたりき近衞公は久しき以前より機關雜誌を發行して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...本名はいささか憚(はばかり)あればここには妓輩(ぎはい)の口吻(こうふん)に擬(ぎ)してヨウさんといって置こう...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...紫檀(したん)かい」「模擬(まがい)でしょう」「模擬でも立派なものだ...
夏目漱石 「虞美人草」
...よしや疊(たゝみ)は擬(まが)ひ南部(なんぶ)にもせよ...
樋口一葉 「われから」
...すぐれた娘を持つ貴族たちはこの貴公子たちを婿に擬して...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ひそかに自分を漢の高祖に擬しているなど...
吉川英治 「三国志」
...彼の胸板へ擬(ぎ)した...
吉川英治 「三国志」
...あれも孔明の擬勢だ...
吉川英治 「三国志」
...自分を范蠡に擬(ぎ)して...
吉川英治 「私本太平記」
...極端な恐怖の象徴に擬(ぎ)せられ伝わっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...“擬遠(ぎえん)発声術”と称する奥の手...
吉川英治 「新・水滸伝」
...それは階段の上の擬宝珠(ぎぼうし)柱であった...
吉川英治 「親鸞」
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