...更に悟性と理性とは經驗の價値と意義と強度とによりて知覺の世界に選擇を施す...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...萬人に共通して許されたことは各自の「讀まざる人」を選擇することである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...さうして其中から最も適當な表現の手段を選擇して自分の思想に形を與へる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...貝細工を擇ばせて買ひてやりしに...
大町桂月 「親馬鹿の旅」
...いづれを擇ぶとも...
大町桂月 「十和田湖」
...委員諸君の選擇は實に當を得たものだ...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...寧ろ意味の可能なる解釋に對する選擇を我々に提供するものである...
高田力 「ベーシック英語」
...草木と何ぞ擇ばん...
高山樗牛 「人生終に奈何」
...歐洲立憲制の組織を斟酌採擇せむとし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...本文撰擇の第一要件は...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...その選擇が尚ほさらうるさく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...達せられぬと告白すると何の擇ぶ所があるであらうか...
波多野精一 「時と永遠」
...政治的團體的訓練の爲に必要な團體的形式のものを擇ばれる...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...私には子供がないから、學校の撰擇、入學の困難について心を惱ましたことがない...
正宗白鳥 「學校の今昔」
...何故彼が早稻田大學を擇んだかといふと...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...必要もない用箋をあれこれと選擇したり...
室生犀星 「はるあはれ」
...是はわたくしの自ら擇んだ所の伝記の体例が...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...學問の選擇を誤りやすい...
吉川英治 「折々の記」
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