...我我の利益を擁護せぬものに「清き一票」を投ずる筈(はず)はない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...二人が相擁して死を語つた以後二十年...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...父祖の地位財宝を擁しているだけでは...
大隈重信 「青年の天下」
...われ眼をさませば、二人既に起きて、火鉢を擁して、面白さうに談話す...
大町桂月 「獨笑記」
...これを完全に抱擁しておかんがために...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...『この時ナポレオンは兵七万一千九百四十七を擁し...
谷譲次 「踊る地平線」
...巴里浅草(モンマルトル)のレストラン千客万来の「モナコの岸」は誰でも知ってるとおり昔から美人女給の大軍を擁し...
谷譲次 「踊る地平線」
...夫の大納言の眼をかすめて此の男の抱擁に身をゆだねたおぼえはあるが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...真理を擁護するにも真理だ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼は夢中になって大地を抱擁した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...すると彼女は彼を抱擁して...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女はそのとんだ楽天家を抱擁した...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...遠く離れた眼に見えぬ事柄を擁護しなければならないのであった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...という誓紙を立てた血気盛んなる数千の身内を擁し...
久生十蘭 「魔都」
...彼の基本的人權擁護の原則...
山浦貫一 「新憲法の解説」
...それが文化の擁護を目的とせずにはいられなくなったという現象であります...
横光利一 「我等と日本」
...山陰山陽の兵二万余騎を擁(よう)し...
吉川英治 「私本太平記」
...抱擁性(ほうようせい)のあるやわらかい麦藁(むぎわら)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
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