...その収容力はまことに微々たるものである...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...極めて微々たる程度に喰い留ることが出来る...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...しかして人間の生来の利他心は実に微々たるもので...
丘浅次郎 「人道の正体」
...」「へえ? 微々たるものだね...
太宰治 「お伽草紙」
...微々たる群小詩人の一人に過ぎぬ私も夢の中で二三の詩の構想を得たばかりに...
堀辰雄 「鳥料理」
...それは微々たる存在に過ぎなかつた...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...一般の婦人が一種皮肉な絶望の視線を向けるほど微々たるものであった...
宮本百合子 「合図の旗」
...しばしば微々たる原因のためにも死ななければならないのだ」と言っているけれども...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...微々たる平民に至っては...
柳田國男 「名字の話」
...微々たる発明であるだけに...
柳田国男 「木綿以前の事」
...かくのごとき微々たる片隅の生存まで...
柳田国男 「雪国の春」
...それが微々たる地名の暗示によって...
柳田國男 「和州地名談」
...まことに微々たるもので...
吉川英治 「折々の記」
...名聲微々たるものだつた百穗氏が...
吉川英治 「折々の記」
...微々たるものでございましょうが...
吉川英治 「黒田如水」
...大名の中では微々たる小藩であったが...
吉川英治 「剣難女難」
...微々たる地方の一小官だが...
吉川英治 「平の将門」
...しかしそれにしても彼の軍隊は微々たるものである...
和辻哲郎 「鎖国」
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