...人間の持って生まれる利他心はかくのごとく微々たるものであるが...
丘浅次郎 「人道の正体」
...どんなに微々たる一商店にもそれ相当の...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...私どもにはこういう微々たる時代に...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...微々たるハワイの一習俗に...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...著者等が此微々たる盡力を最大に利益に應用するものと云ふべし...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...「やつはあんたが積んでもこっちの微々たるものを取るはずだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「株式仲買人」
...雑誌は数十種刊行されているが微々たるものであり...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...舞台そのものの進歩は微々たるものである...
豊島与志雄 「舞台のイメージ」
...この校讐通義は單に三卷の微々たる本でありますが...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...長崎の微々たる小吏でありながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...一方は房総半島の漁村・廃物利用の微々たる沃度会社からのし上げ...
久生十蘭 「魔都」
...いつの間にか彼女も微々たる「お伽噺」の端役に変つてゐた...
牧野信一 「「悪」の同意語」
...(滝には名状し難い!)もつと微々たる...
牧野信一 「昔の歌留多」
...一般の婦人が一種皮肉な絶望の視線を向けるほど微々たるものであった...
宮本百合子 「合図の旗」
...まことに微々たるもので...
吉川英治 「折々の記」
...何進の眼から見ればまことに微々たる一将校でしかない...
吉川英治 「三国志」
...よくよくわが織田軍の戦力も精いっぱいとなってやむなく微々たる条件で和に応じたという印象を世上に与える...
吉川英治 「新書太閤記」
...微々たる地方の一小官だが...
吉川英治 「平の将門」
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