...鼓声地を撼して将に洛陽にむかつて発せむとす...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...日本中を震撼させた凶事のもとになつたのでございます...
太宰治 「右大臣実朝」
...キャーン」と家中が震撼するような悲鳴を挙げて犬は飛び上った...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...波の音は地を撼(うごか)すやうに絶えずきこえて来てゐた...
田山録弥 「磯清水」
...世界を撼(ゆる)がす愛の大波は...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...身體(からだ)がびり/\と撼(ゆる)ぎながら手(て)も足(あし)も引(ひ)き緊(し)められるやうに後(うしろ)へ反(そ)つた...
長塚節 「土」
...淋(さび)しい内(うち)にも春(はる)らしい空氣(くうき)が凡(すべ)ての物(もの)を撼(うご)かした...
長塚節 「土」
...逆(さか)しまに日本海を撼(うご)かして満洲の果まで響き渡った時...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...折柄(おりから)戦の声は夜鴉の城を撼(ゆる)がして...
夏目漱石 「幻影の盾」
...恐らく『ユリシーズ』以来久振りで私を震撼させた書ですが...
原民喜 「ある手紙」
......
逸見猶吉 「逸見猶吉詩集」
...震撼(しんかん)し戦慄(せんりつ)させるのが目的だったに相違ない...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...全米を震撼して間もなくだった――がこれも普通人の考えられない残酷な状況の下に強姦扼殺されていたりなど...
牧逸馬 「双面獣」
...一九一八年ごろ日本におけるアイヌ民族の歴史的な悲劇に関心をひかれその春から秋急にアメリカへ立つまで北海道のアイヌ部落をめぐり暮した作者にとって公然と行われた朝鮮人虐殺は震撼的衝撃であった...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...負(ま)け試合(じあい)音無瀬川(おとなせがわ)心中(しんじゅう)一山陰の天地を震撼(しんかん)して...
吉川英治 「剣難女難」
...ものすさまじく震撼(しんかん)しだした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...天下を震撼(しんかん)させた小牧(こまき)の役(えき)も...
吉川英治 「新書太閤記」
...当時の社会に震撼的(しんかんてき)な印象を与えたことは前に一言したが...
米川正夫 「クロイツェル・ソナタ」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??