...今度は他の家へはマメに出掛けるくせに社のものの方へはまるきり鼬(いたち)の道てのは余(あん)まり義理を知らなさ過ぎるぜと...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...百発百中で数寄屋橋教会の会員は皆信じてゐるんで坪内君と一緒に実験に出掛ける筈になつてるが...
内田魯庵 「人相見」
...蚊や蠅で判る事だつたら何も態々(わざ/\)郊外まで出掛けるにも及ぶまい...
薄田泣菫 「茶話」
...内田博士の靴6・5(夕)近く欧米各国を視察に出掛ける筈の...
薄田泣菫 「茶話」
...すると流水は丁度何處へか出掛ける處と見えて...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...一寸油断すればあんたは病院に出掛ける...
中原中也 「一つの境涯」
...――あなたは此の頃よく出掛けるのね...
中原中也 「夢」
...一緒に出掛けることにした...
中谷宇吉郎 「大謀網」
...出掛ける事にした...
夏目漱石 「こころ」
...清も兄の尻にくっ付いて九州下(くんだ)りまで出掛ける気は毛頭なし...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...ゆき子と一緒にダラットへ出掛ける連中なので...
林芙美子 「浮雲」
...兄と共に出掛けるといふ考へをすつかり棄てゝしまふやうにと...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ブダペストへもちょいちょい出掛けるようになった...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...俺は出掛けるとしよう...
松本泰 「P丘の殺人事件」
...これから小時暗中(あんちう)の飛躍(ひやく)と出掛けるんだ...
三島霜川 「平民の娘」
...八月三十一日〔巣鴨拘置所の顕治宛 駒込林町より(代筆 吉田博筆「剣山」の絵はがき)〕三十一日本郷の方へ出掛ける人に頼んで思いがけず『結核』がみつけられました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...さて門を出掛けると...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...七面鳥は日傘(ひがさ)を持たずに出掛けるなんていうことはない...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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