...我等を鞭撻して常により高き段階を望ましめる力を持つてゐるものでなければならない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...吾人は自分の生活に嚴峻なる鞭撻を加へるに疲れて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...鞭撻しても動かない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...色もの凄き羊群も長棹(ながさを)の鞭に撻(うた)れて歸る...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...県下選出の諸代議士を鞭撻したことがあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...なお彼等を鞭撻してその中から立ちあがらせねばならぬところへきていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...按(あん)ずるに春琴の稽古振りが鞭撻の域(いき)を通り越(こ)して往々意地の悪い折檻(せっかん)に発展し嗜虐(しぎゃく)的色彩(しきさい)をまで帯びるに至ったのは幾分か名人意識も手伝っていたのであろうすなわちそれを世間も許し門弟も覚悟していたのでそうすればするほど名人になったような気がし...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...私を鞭撻しなければならない...
種田山頭火 「其中日記」
...・自己省察、自己鞭撻...
種田山頭火 「其中日記」
...看よ看よいかにかの露国がその人民を鞭撻(べんたつ)し...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...大家を更に鞭撻し激励せんとする勇気と新進作家を引立てんとする同情とは...
豊島与志雄 「月評をして」
...けれども兄(あに)の前に良心の鞭撻を蒙る程動揺してはゐなかつた...
夏目漱石 「それから」
...與力筆頭笹野新三郎を呼び付けて鞭撻(べんたつ)すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...鞭撻(べんたつ)することによって向上してくるからだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...此回顧的退歩的の潮流に抗し民心を激励鞭撻(べんたつ)して此切所に踏み止(とゞま)り...
山路愛山 「明治文学史」
...声援鞭撻(せいえんべんたつ)...
吉川英治 「新書太閤記」
...そばにいた人にまで同意を求めてぼくを鞭撻した...
吉川英治 「随筆 新平家」
...その結果の御鞭撻とわかって...
吉川英治 「随筆 新平家」
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