...鞭撻(べんたつ)の労を執つてくれ給へ...
芥川龍之介 「着物」
...吾人は自分の生活に嚴峻なる鞭撻を加へるに疲れて...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...県下選出の諸代議士を鞭撻したことがあった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...鞭撻に語気を強めずにはいられなかった...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...正造に鞭撻されて同日ふたたび被害民の道中先を目ざして出発した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...馬上の鞭撻立所に至る...
田中貢太郎 「続黄梁」
...背中に跨って鞭撻って居る女神達は...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...精忠義憤の人々は撻伐(たつばつ)の愉快に正気を伸し...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...大家を更に鞭撻し激励せんとする勇気と新進作家を引立てんとする同情とは...
豊島与志雄 「月評をして」
...我々はこの鞭撻の力説によって終えたいと思う...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...仕事のみが魂によき慰めや鞭撻をあたえた...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...此の世は巡礼である」――がひどく予を鞭撻(べんたつ)しまた慰めて呉れた...
山本周五郎 「青べか日記」
...能面を売って手内職や薄給取りに転向している際にも翁は頑として能楽の守護神の如く子弟を鞭撻し続けていた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...腕に縒(より)を掛けて釜山一帯の当局連中を鞭撻にかかったものだが...
夢野久作 「爆弾太平記」
...その結果の御鞭撻とわかって...
吉川英治 「随筆 新平家」
...どうも机の主をして机に没頭させる鞭撻にはなるように思われる...
吉川英治 「随筆 新平家」
...この男を鞭撻(べんたつ)し...
吉川英治 「松のや露八」
...自分の鞭撻(べんたつ)が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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