...サイトで好きな商品を撰択する...
...この試合のMVPには撰択する余地がない...
...就活で志望理由を撰択するのは慎重に考えよう...
...やりたいことを撰択するためには自分自身と向き合う必要がある...
...次期社長には彼が撰択されるだろう...
...これではその両親も両親の撰択した男も自分の幸福のかはりに他人の幸福といふことを考へなければならないその義務を忘却してゐるのではないか...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...祭器の撰択が八釜(やかま)しく行われ...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...二葉亭も一つの文章論としては随分思切った放胆な議論をしていたが、率(い)ざ自分が筆を執る段となると仮名遣いから手爾於波(テニヲハ)、漢字の正訛(せいか)、熟語の撰択、若い文人が好い加減に創作した出鱈目(でたらめ)の造語の詮索(せんさく)から句読(くとう)の末までを一々精究して際限なく気にしていた...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...画家に取て撰択すべき瞬間があるとすれば...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...私を断つたほどそれほど客を撰択する)...
種田山頭火 「行乞記」
...筆者の筆を執った場合における特殊の気分によっておのずから撰択せられ淘汰せられ色づけられ調子づけられているものである...
津田左右吉 「歴史の矛盾性」
...禅林寺の大納言僧都静遍は、池の大納言頼盛卿の子息で、弘法大師の門であり、はじめは醍醐の座主勝憲僧正を師として小野流の流れを受け、後には仁和寺の上乗院の法印仁隆に会って広沢の流れを伝え、事相教相抜群の誉れのあった人であるが、一代がこぞって撰択集に帰し、念仏門に入る者が多いのを見て、嫉妬の心を起して、撰択集を破し、念仏往生の道を塞ごうと思ってその文章を書く料紙までも整えて、それから撰択集を開いて見た処、日頃思っていることに相違して却って末代悪世の凡夫の出離生死の道は偏(ひとえ)に称名の行にありと見定めてしまったから、却ってこの書を賞玩して自行の指南に備えることとし、日頃嫉妬の心を起したことを悔い悲しんで、法然の大谷の墳墓に詣でて泣く泣く悔謝し、自から心月房と号し、一向念仏し、その上に「続撰択」を作って法然の義道を助成した...
中里介山 「法然行伝」
...「源空が所存は撰択集に載せてあります...
中里介山 「法然行伝」
...建久九年の春には法然から撰択集を授けられ...
中里介山 「法然行伝」
...叙述家にAを撰択する権利がない事になります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...だから心の態度は撰択淘汰(せんたくとうた)の権を有しております...
夏目漱石 「創作家の態度」
...すなわち撰択されたものを叙述する態度と同じ事で...
夏目漱石 「創作家の態度」
...さてこの撰択は前に云った通り我々の注意できまるので...
夏目漱石 「創作家の態度」
...荷物の搬上する道筋の撰択等自ら踏査を要するが如き...
野中到 「寒中滞岳記」
...一 撰択の標準は第一佳句...
正岡子規 「墨汁一滴」
...(ちなみに云う、これらの撰択と、それが示す美とに心を引かれる方があったら、「日本民藝美術館」の編輯(へんしゅう)になる『民藝叢書』を見られんことを望む...
柳宗悦 「工藝の道」
...生活に懐疑と倦怠(けんたい)と疲労と無力さとをばかり与える日常性をのみ撰択(せんたく)して...
「純粋小説論」
...素朴実在論的な考えから撰択した日常性の表現ばかりを...
「純粋小説論」
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