...こゝらあたりの美しき少女を撰(え)り出でて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...我(わが)ために刑を撰んで...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...廣き領土のリキエーの中に至剛の徒を撰び...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そこに意のまゝ撰ぶべき五十ギオンを――其中の半ばは葡萄みのる園...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...新撰龜相記にも又祭二卜部坊一行馬社(一名膽駒社在大和國平群郡)火燧木神也とあり...
内藤湖南 「卑彌呼考」
...新撰組は大した魔除けだと考えずにはおられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...新撰組なるものの威力が...
中里介山 「大菩薩峠」
...新撰組の組織というものが決して脱退を許さぬことになっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...紙の面をみれハ((ば))何がし大人撰む甲とあり...
樋口一葉 「反古しらべ」
...ひと夜の気紛れの相手に撰んだのだった...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...定家といふ人は上手か下手か訳の分らぬ人にて新古今の撰定を見れば少しは訳の分つて居るのかと思へば自分の歌にはろくな者無之「駒とめて袖うちはらふ」「見わたせば花も紅葉も」抔が人にもてはやさるゝ位の者に有之候...
正岡子規 「再び歌よみに与ふる書」
...最上の肉ばかり撰み食うとあって...
南方熊楠 「十二支考」
...松崎慊堂(かうだう)撰の墓誌に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...桂叢の墓誌銘は齋藤拙堂が撰(えら)んだ...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...墓地を出て淋しい街を撰(よっ)て行くと...
山下利三郎 「誘拐者」
...傍の石碑に長岡護美子の撰文で詳しく来歴...
山本笑月 「明治世相百話」
...二者撰一の難関に立てばおのれを動かす他の力に従って傾こうと私は決心する...
横光利一 「欧洲紀行」
...わざわざこの喜撰風呂へまできて...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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