...彼女は自分の子供を一生懸命に撫育している...
...前の飼い主が彼に上手な撫育をしていなかったため、この犬は怖がりです...
...母親には優しい撫育が必要だ...
...養子を撫育することは、父親または母親でなければできない...
...撫育することは、子供に愛情を与えることの一つである...
...仁を施し民を撫育(ぶいく)し...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...たとえば多年苦心撫育(ぶいく)せし子女を失いたる母親の心の如き...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...幼少の時から常住傍(かたわ)らにいて撫育(ぶいく)してもらう母親の方に多く熱烈な親しみを持つから...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...そして兄たち夫婦の撫育(ぶいく)のもとに...
徳田秋声 「蒼白い月」
...大衆に対する撫育になれた彼等少数者は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...或は愛犬家に撫育されて人の感情に鍛えられ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...二百余年の泰平に撫育(はぐく)まれた安楽な逸民であるといわぬばかり...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...また蕃人撫育(ぶいく)の一方策として...
中村地平 「霧の蕃社」
...それらは撫育するために水越知事自身がすぐ前...
中村地平 「霧の蕃社」
...又隨て之を撫育し給ふに非ずや...
福沢諭吉 「帝室論」
...毫(ごう)も慈母の撫育(ぶいく)に異(こと)なることなく...
福田英子 「妾の半生涯」
...撫育されないものや...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...撫育(ぶいく)仕るべき様これなく家来ども七百戸三千七百余人の人員を移住致させ候儀にござ候へば...
本庄陸男 「石狩川」
...かつ去勢した雄鶏(おす)は母鶏(ははどり)の代用として能(よ)く雛鳥(ひなどり)を親切に撫育(ぶいく)するから外国では盛に育雛(いくすう)用にも使われる...
村井弦斎 「食道楽」
...しかし善庵は黙翁の撫育(ぶいく)の恩に感じて肯(うけが)わず...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「皇孫よ、ゆきて治めよ、撫育し、教化し、王の道を布きて、千五百秋に榮えよ」天祖の御旨は、神の御意志であり、又われ等の祖人の一致して捧げた奉公の的だつた...
吉川英治 「折々の記」
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